息子しょう、少し成長しました。^_^ (←親バカ)
手先も運動も不器用で、自閉っ子あるあるだなぁ〜と傍観しておりました。
絵を描こう!と描かせると、グルグルグル〜が精一杯。塗り絵も1色でグルグルグル〜! 本人ドヤ顔で、ニコッ(^-^)
……。(その笑顔があればいいっか。と親バカ炸裂。)
ですが、週末遊んだ塗り絵では一歩前進!
い、一応、枠の中を塗ろうと意識した感はあります。特徴的なライトは赤で!
マフラーにはピンクを使って可愛らしさをアピールしたそうです。(本人談。笑)
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親バカトークはこれくらいにして……。
皆さんは自分の子どもの発達段階がどれくらいかご存知ですか?
療育の先生や心理士・療法士さんに聞いてみれば教えていただけるでしょうが、聞けない人は?
とても良い本があったのでご紹介したいと思います。
『発達障害の子を理解して上手に育てる本』作業療法士 木村順 監修、小学館
こちらでは、お子さんの遊びや普段の様子から苦手に気がつき、遊びを通して苦手を伸ばす方法が書かれています。
教室に通わなくても、家庭でできる療育の方法が満載です!
まずは、お子さんの発達の段階を遊びの中で把握できるポイントが書かれています。
お絵かき、つみき、追いかけっこ、運動遊び、まねっこ、といった普段の遊びから観察ポイントが書かれてます。
例えば、お絵かき。
お絵かきでは自分の体のイメージが育っているかどうかがわかるそうです。
・1歳半ころまでに……ギザギザ線を描く、手元をよく見て描いている
・2歳ころまでに……クルクルと円を描く、なめらかな曲線で描き始めに戻る
・3歳半ころまでに……人の顔らしき絵を描く、色や構図が豊かになる
・4歳ころまでに……頭足人*を描く、人間の体を描こうとしている
(*頭足人とは、頭から手足が出た絵)
お絵かきを見て、その子の発達段階の目安を知ることができます。
また絵を描いている時の姿勢からも、クレヨンがベタベタするのを嫌がるようなら触覚過敏かも?と注目するところが書かれています。
人の絵を描かないで電車や車ばかり描くのはボディーイメージ未発達(自分の体に対する実感が育っていない、など)を考えたりできます。
どういったことが苦手か? からどのように伸ばしてあげれば良いか、提示してくれています。
【第1章】お子さんの様子からほかの子と違う?という親の感じる点からお子さんの感覚などの違いが紐解かれるかもしれません。
親はどんな点を心配しているか、その他の関連しそうな点、子どもはどんな気持ちでいるか、をイラストでわかりやすく説明されており、どんなことが原因か理由かを提示してあります。例えば、偏食。
極度の偏食がある
↓
他にありがちな心配点
・のりや粘土を触るのを嫌がる
・歯みがき、爪切り、散髪極度に嫌がる
・帽子や手袋をつけるのを嫌がる
↓
「触覚防衛」反応の可能性
息子はドンピシャで当てはまりました。
極度の偏食、粘土や砂場を触るのを拒否、歯みがき散髪は暴れて拒否、この本を読んでウンウンとうなずき納得でした。
第2章では、その感覚の説明が脳の仕組みや理由が書かれているため、なぜそう感じるのかが理解できます。
第3章では、お子さんの苦手な感覚や体の動かし方を遊びの中で使っていく方法が載せられています。おうちの中でママと遊ぶ方法や公園遊びでできること、毎日できる療育です。
定番の砂場遊びも触覚防衛の改善に良いそうです。
息子も最初は砂に触れませんでしたが、スコップを持つところから始まり指で描いてみる、触ってみる、掘ってみる、とスモールステップを繰り返しました。
(当時の私は知らなかったので、ほとんど放置していました。もっと関わって遊んであげていれば……と思います。)
どんな遊びも意識すれば、療育効果アップできる!と思わせてくれます。
最後の方にある、木村先生からのメッセージ。
「 just be 」
〝 そのままでいいんだよ 〟という目線も大切
親はついつい子どもに頑張らせようとしてしまう。周りの子はできるから、◯歳だから、他の親からの見る目が……、と。できないとこの子が不憫だから、パパママはできたから、と。
でも誰しも苦手なことはあるし努力ではどうにもならないことだってあります。
まして発達障害となれば、脳の機能からくるものですので努力の問題ではありません。
どうして? どうして? なんでできないの?
この思いも親の愛情からきてるんです。子どもにできるようになってほしい、そう願っているから。
でも、それがイライラに変わったとき、お子さんにも親にも負担でしかない。
私もそうでした。
息子よ、ごめんなさい。
あなたは あなたのままでいい。
今できることを誉めてあげてください。
得意なところもたくさん誉めてあげてください。
苦手なところを認めてあげてください、
できなくても「やろうとしてみた気持ち」を誉めてあげてください。
そうしたら、息子も私もイライラが少し減りました。(^-^)
こどもの苦手を理解し、親子で楽しく遊んで療育つなげられますので、よかったら読んでみてくださいね。^_^
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