こんばんは、七子です。
息子が脱皮したバッタの抜け殻をみつけて大喜びしていました。
その夜、あれどうしたの？と聞いたら、
「箱に いれるときに、
鼻息で とんでった……」
やーめーてー！！
誰が掃除機かけると思ってるねん！？
そんな息子がめずらしく、必死に話したかったことです。
クラスのXくんの話
とある夕食時の会話で。
息子が話しはじめました。
「Xくんねー、すごいんだよ。
夜中の11時に ねるんだってー！？」
同じクラスの子で小3のXくん。
寝るのが遅いな〜と思いましたが、眠れない日だってあるでしょうし。
すると、息子、
「だからねー、ねてるんだよー。
学校で。」
あーそうか。夜更かしする子なんだな。
相手の子には触れずに、息子の生活を思い出させます。
「11時じゃ眠たいよね〜。
寝るのがおそいと、つぎの朝起きれないもんね。」
だから、はやく寝ないと学校でも眠たくなるんだね〜と、この話はおわりと思っていました。
まだまだ続ける息子。
「そいでねー、
夜中の1時に 起こされるんだって。
宿題やったか、起こされるんだって。
だから、ねむたいんだって。」
こんな意味のことを言っていました。
そうか、気になるけれど子どもの話だしどこまでが本当なのか、う〜ん。
Xくんのおうちは
しばらくご飯を食べて、また続きます。
「Xくんねー、きんぱつ なんだよー。
『きんぱつ』ってしってる？
かみのけが きんいろ なんだよー！！」
……いや、「金髪」を知らなかったのは、キミのほうだと思うよ。
きっとXくんに意味を教えてもらったんでしょう。
へぇ〜と返事をしたものの、子どもが金髪って先生はなにも言わないのかな？
最近は校則とかうるさくないのか。
あ、外国籍の子とかハーフとか？
なんか気になってきてしまいました。
息子にさりげなーく聞いてみると、
「ちがうよー！
Xくんは くろい（髪）ってば。
おかーさんだよ。」
どうやらXくんのお母さんが金髪という話だったのです。
毎度毎度、話がわかりにくいんだから……。
（息子は話し方が幼いので、会話が成り立つためには普通の10倍くらい質問します）
息子が気がついたこと
その会話のあとで、思ったんです。
この日、こんなにXくんの話をしたというのは、息子にとってそれくらい衝撃的だったってこと。
Xくんの家庭環境はうちとは違っていそうなこと。
そして、うちとは違う衝撃をそのままお母さんに話してしまう、息子の素直さ……というか幼さ。
自分（とその環境）と周りとの違いに気がつくような歳になってきたんだなぁ〜。
少し成長したなぁと感じましたが、一方……。
息子の話を聞いただけの私の推測ですが、Xくんの家は夜中に子どもを起こすような生活？
夜勤なのかもしれないし、そのとき事情があったのかもしれない。
家庭環境になにかあるのかもしれない。
息子はまだそういうことまで思いが及ばないと思います。
私はどう息子に伝えればいいんだろう……。
自分とは違うんだ、と思っても、
それをへんな目で見るような子にはなってほしくないし、下手に同情するのもちがうと思うし。
息子は「気持ちを思いやる」ことに疎いので、自分では無意識で傷つけるようなことを言うかもしれない。
Xくんのお母さんが金髪なのも美容師さんなのかも、生まれつきかもしれない、好きで染めているのかもしれない。
なんだろうねー？って軽く流しました。
私の世代だと「金髪＝素行がよくない」とイメージしがちですが、今の時代はそういう見方を息子に押しつけてはいけないなと思いました。
今までも「いろんな人やお家があるね」と話してきました。
これからはもう少し踏みこんで話していったほうがいいのかもしれません。
さいごに
いつか息子が周りからヘンだと言われる側になることもあり得ます。
そのとき、息子はどう受け止めるのか？自分は自分だ、と立っていられるのか。
ふだんからどう話しているかにも影響があるのではないかな思っています。
今のところ、Xくんも眠そうだけど学校にはきているみたいだし、仲間はずれもなさそうです。
ギャングエイジと呼ばれる歳にちかづいてきて、どう扱っていいのか私も迷いながらの母です、、頼りないな〜。
