息子の宿題に困りました、七子です。
ほんと超難問、、。
いろいろ考えが浮かび、でもうまく着地点が見つかりませんでした。
まとまらないまま、書きます。
キャッチコピーってなに?
先生が説明してくれたようですが、あんまり理解していない様子。
「ごー しち ごー なんでしょ?」
と。まちがいではないけれど正解でもないような?
五・七・五の標語でなくてもいい、キャッチコピーは自由だよなんて言ったら、もっと困り果ててしまうだろうし。
『いじめ やめてね。いじめ 悲しいよ』
そう思うような言葉を考えてね、と説明しましたが……
そもそも『いじめ』を理解してるの?
実年齢よりおさない息子、そもそも『いじめ』がなにか知っているの?
言葉を知っていても『いじめをされたら、どんな気持ちになるか?』を理解できている?
わたしにはギモンがいっぱい。
質問してみましたら
「なかまはずれ とかー。いやなきもち。」
と。なんとなくは分かっていそう。
では、ここから「いじめSTOP」に関連する言葉をひきだす……。
経験がないと引きだせない
息子は「ちょっかい」をかけられてイヤだったことはありますが、あまりにも年齢が低すぎて。
そのときの思いをどこまで覚えているのかわかりません。
息子から『いじめ防止』のための言葉がなかな出てこない
ってことは幸せなことなんだよなぁ。
経験がないから思い馳せることもできない。
ふつうは「想像してみて」というところなんだけれど、そこを期待しても息子の引出しにはないのだから。
いじめを経験させずに いじめの本質をおしえる
こんなこと誰も経験しないほうがいいんです。
こんなことで傷つく子がひとりもいないほうがいいし、
こんなことをする陰湿な子もいなくなってほしい。
大人になると「いじめられた経験がある」という人はいるけれど、
いじめた側だった、という人にはわたしは会ったことがありません。
この人やる側だったろうな……という人はいましたが。
いじめた側はたいしたことない日常なのかもしれない、思い出せないくらいの些細なこと?
やられた側は、一生忘れられない、キズが心に残るのに。
そして、残念ながら、大人になってもそういう人はいるし、
子どもはまだ未熟だから、酷いこととも知らず友だちを傷つけることもある。
それを経験させずに、傷つくときの思いを、子どもに教えるのってどうしたらいいんだろう。
人の痛みがわかるのは、痛みを知っている人だから
ほんとうにその通りだなぁと思うんです。
人を思いやれる子になってほしいけれど、その感度がひくい子はどうしたらいいんでしょうか。
息子のなかにある気持ち
何個も質問をして、息子のなかにある「イヤだった気持ち」を引きだしてみました。
出てきたのは
友だちに 笑われるの イヤだった……
この子は人の視線がとくに気になるのか、
自分を見て笑われるのにすごく敏感です。
療育教室にかよったときに、1年半たってやっと踊りはじめたダンス。一瞬ママ友がクスッと笑ったら、そのあと卒園までもう二度とやりませんでした……。
ママ友は姿が可愛らしくて微笑んだのですが、息子には恥ずかしい、イヤだという気持ちにしかならなかったのです。
こういう子たちは自分がやられる側になるのには超敏感ですが、
人がどう受けとるかの感度はとても鈍いのですよね。
注 もちろん個人差がおおきいです。
「そうだよねー、笑われたら イヤな気持ちになるよね。
そこから考えよう!」
そう言って助言をくりかえしていると、息子自身から言葉が出てきました。
キャッチコピーとしては使えないくらいの拙さですが。
息子が自分で感じたことを、自分の言葉にできたことを、めっちゃ褒めまくりました。
さいごに
キャッチコピーを考えることだけでも高いハードルなのに、テーマがいじめは大変だった!
それでもがんばった息子は偉かったです。
わたし自身もいじめられた経験があります。
学校も行かなくなったり、死になくなるほど気持ちが沈んだし。
息子にはそんな経験してほしくないし、
でも、
あまりに純粋な息子をみていると、いつか深い傷を負うようにも思います。
……わたしが過保護すぎかなぁ~、そだな多分。