今朝はNHKあさイチで、シリーズ 発達障害 第2弾『発達障害の子育て悩み』が放送されました。その内容をご紹介したいと思います。
シリーズ発達障害 “ほかの子と違う?” 子育ての悩み|NHKあさイチ
とある家庭の様子や親の座談会から、発達障害児のリアルな子育て、親の悩みや本音にふれていきます。
今回は、発達障害の子をもつご家庭の内面を周囲の人に知ってもらうような内容でした。
以前のNHKでの特集はこちら↓
発達障害児の子育て、どんな悩みがあるのか?
表に書かれていたのは子育てする親なら誰もが困っている事柄がズラリ……
・片づけられない
・忘れ物が多い
・じっとしていられない
・宿題をやろうとしない
・学校に行きたがらない
こんなの子どもなら『あるある』でしょ〜と思われますが、違うんです!!
程度と頻度が違う
たとえば忘れ物を例にすると、学校に行く持ち物なら、ふでばこ・教科書・ノート……、などなど。
これらを毎日なにかしら忘れる、高学年になってもです。うっかりのレベルではありません。
宿題をしよう!と言っても何十分も取りかかれない、気持ち切り替えられない、些細なことでパニックを起こしてしまう、こんなことが日常茶飯事です。
こういった例を聞くと「普通の」子育てとはちょっと違う、とご理解いだだけるのではないでしょうか。
うちの子も幼稚園バスを降りてから家に入りたくない〜と1時間半も家の周りをうろつき、玄関から手を洗うまでに40分……、そして機嫌悪く泣き始めるとかよくあります。
年少の2月からはよく分からない登園拒否が始まり、毎朝おなかが痛いと泣かれました。
困り感がハンパないんです……。
発達障害児の親はどんなことを感じているか?
リアルな本音が出ていました。
・健常児の親に構えられてしまい、距離を感じる
・常に発達障害児の親とみられるのがつらい。
↓
普通に接してほしい
・「大変だね」など悪意のない"ねぎらいの言葉"も
否定的なことばかり言われるのはつらい、気持ちが沈んでいく
・「かわいそう」がすごく辛い
↓
障害は大変なこともあるけど"かわいそう"ではない!
同情で終わるのはイヤ
一方で、理解してくれる人へ答えたい気持ちもありました。
・理解のために聞かれる、のは嬉しい
・質問されたら答えたい
また、周りに迷惑をかけてしまう子どもの場合、理解を得るために誤解のないようどう伝えればよいかという悩みもありました。
・学校の友達の親にどう伝えればいいか?
前項にあるように悩んでいる発達障害児の親は、健常児の親から「うちの子もすぐにグズるのよ」なんて言われても、内心は"うちよりマシでしょ"と共感されても同じではないのよね……なんて本音トークもありました。
これらのような本音トークは親の会でも聞いたことのある話でした。
とくに発達障害の診断がついた後の親の絶望感は底知れないものです。中にはやっと原因が分かってホッとしたという方もいらっしゃいますが、 めでたしめでたしで終わりなんて思う人はいません。
そこから親自身が障害の受容までに何年もかかることもあります。
そんなときに周りからの声はとても辛く苦しいものです。「大変だね〜」なんて言われたら、アンタに何が分かるのよ?!と飛びかかりたくなるほどの怒りを感じることもあります。
むやみに共感しなくていい、同情はいらない、
ただ普通にしてくれればいい
これが一番むずかしいんですが。
出演された親の会の方も仰っていましたね。
(長くなったので次回へ続きます。)
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