雨上がりには虹が見えるよ ー軽度自閉っ子くんとの歩みー

発達障害 軽度の息子(小3)との日々を綴ります。こだわり特性など上手くやっていきたいな

祖父母には言わない、診断のことは黙っています

発達障害高機能自閉症)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。 

今日は敬老の日ですね。

お孫さんの顔をみれるのがなによりの楽しみ!というじぃじばぁばも多いのではないでしょうか。

f:id:rainbowshow:20170311004717j:plain

 

実はウチは息子の発達障害のことを両家の親に話していません。夫婦で相談し言わないことに決めました。

家族が、高齢の親が、そしてなにより子どもが、みんなが笑顔でいられるようにと選択しました。

様々な考え方がありますが、うちはどう考えて決めたのか記してみます。

 

『障害』って重いよね、、

疑っていませんでした。そもそも当時は発達障害について知りませんでした。息子は2歳半から急成長して一般の幼稚園への入園も決まっていました。

入園式直前にやっと順番がまわってきて、なんの不安もなく『1年半も待ったしせっかくだから診察受けようかな〜』と児童精神科を受診しました。
そして、、
まさかの『自閉症』。
そのあとの医師の言葉も、私と息子ふたりどう帰ってきたのかも、覚えていません。

 

心理士さんの深い言葉

私は動揺のあまりにいろんなところへ相談をしました。そのなかである心理士さんからアドバイスをいただきました。

まずはお母さん自身が落ち着いてから、ご主人に話してもいい。
今すぐ話してもうまく伝わらないかもしれないし。
男の人のほうが受け入れ難い、他の子どもと接する機会が少ないから。

ご両親(祖父母)に話すのは、ご主人と考えがまとまってからのほうがいい。
年齢が上の人たちは『発達障害』なんて知らないし、障害に対して偏見のような考えをもつ人もいる年代なのでなかなか理解してもらえない。*
なかには関係がこじれる場合もある。(母親に責任を押しつけるとか)

なんでも真実を伝えることが良い結果になるとは限らない。
お子さんのために、どうするのが一番いいのか、それを考えてみては。

高齢の方すべてが障害に対し偏見があるわけではありませんません。むかしは障害に対する教育などなかったために理解しにくい方もいらっしゃるという意味です。

私はひとりで息子のことを考えました。2ヶ月ちかく経ってようやく旦那に話す決心をしました。

f:id:rainbowshow:20161022155036j:plain

 

良き理解者、それとも成長を阻む人? どっち?

父親(旦那)ですら初めて診断の話をしたとき、完全拒否でした。

これが高齢になった自分らの親(祖父母)だったらどんな反応をするか……。
私の母にもし話したら、理解はしてくれるかもしれないけれど『障害のある可哀想な子』と泣きつづけるかもしれない、、。

実際はどうなるかは分かりません。

でも、優しい嘘もあるんじゃない。

これも心理士さんの言葉。

 

なかにはすべて母親の責任と祖父母に追いつめられて、母子の精神状態が悪くなったケースもあったそうです。子どもにとって母親の安定は大事なことです。理解するどころか大きな壁になっては元も子もない……。 

知らないほうが「かわいい孫よ」と純粋に接することができるかもしれない。年に何回か会うだけのじぃじばぁばに心配かけることもないのかも。

こんな思いで言わないほうを選択しました。
でも成長するにつれ話さなければならないタイミングもくるかもしれません。
(支援学校への進学や、診察・投薬のことでなど)

f:id:rainbowshow:20170330092809j:plain

 

正解はない、子どもが幸せにいられる道を

どこまで話をするかしないか、これに正解はないと思います。

子どもの障害の程度、障害にたいしての理解、同居とか遠方とかの環境、家族の関係性、さまざまな要因が絡んでいて、人によって受けとり方は違ってくるでしょう。
周りがどう受け止めて理解してくれるか、子どもがどう成長していくか、それは誰にもわかりません。

お子さんのために、どうするのが一番いいのか、
いま現時点で
考えた道で進むしかないと思います。

 

さいごに

このお話は<ウチの場合>で、こんな選択をした家庭もあるという一例です。

いつ言うか?のタイミングはこちらで考えることはできますが、一度話してしまえば『あれは無かったことに』とはできません。

深い理解を示して大きな味方になってくれる方ももちろんいらっしゃいます!最初はショックをうけたとしても孫の可愛さに変わりはありません。

 

電話で話すとき、実母から「ほんと変わってる子だねぇ〜」 と言われるたび、心がチクッと痛みます……。

 

 

---

お読みくださいましてありがとうございます。

にほんブログ村に参加しています。よろしかったらclickお願いします。

---