雨上がりには虹が見えるよ ー軽度自閉っ子くんとの歩みー

発達障害 軽度の息子(小3)との日々を綴ります。こだわり特性など上手くやっていきたいな

キレる子の発言、どう対応すればいいの?

発達障害高機能自閉症)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。 

息子はキレやすい子、母親に対する口調がつねにケンカ腰です……涙。やっと5歳になったばかりです、思春期にはどうなってしまうんでしょう……真剣に悩んでいます。


今回は心理士さんにもらったアドバイスを紹介します。大人の話をあるていど理解できる年齢からの対応法です。

 

うちは毎日毎回、バトル勃発です……

「ごはんだよー」の呼びかけに息子が「えー!いまTV見てるのにーっ!怒」
こうならないように、見通しをつけるため声をかけています。

「夕ごはんは〇〇時です。」【予定を宣言】
「いま時計の数字が10です。12からご飯、TVはおしまいね。」【予告】
「はーい 〇〇時、ご飯を食べましょ。」【行動】

それでもブーイングが起こる方が多いです。最近はとくに。切り替えに時間がかかる、楽しいことを中断されるのがイヤ、言葉でイライラを表現するようになった、というのが合わさり、キレて文句ばかりです……。

息子はこだわりが強いため、ちょっとした言い間違いでも言い直しさせられます。
……どうでもいいやん、ソレって分かるんだから。でもブチ切れて「おかーさん、まちがってる!いつも まちがってる!キィーッ」って噛みついてくる勢いです。

もう長期休みの、リビングのピリピリとした空気……最悪です、お互いにイライラ。

こういう子、どうしたらいいんでしょう?

 

その小言、子どもの人格を否定していないか?

うんうん分かるわ〜。子どもって母親の言うこと全然きかないのよね〜って、その場で話していた皆さんも共感してくれました。
毎日のことになれば母親だってウンザリしてくる!
「もー、何回言ったら分かるの?!」
「いつもあんたは!だからダメなんだってば。」

こんな小言が出てしまいます……が、

 

STOP!!
これは子どもの人格を否定している言葉になります。

 ダメ→片付けないこと、やれないこと であって、
"子どもがダメな存在 ではない"

こういった言葉を続けていては子どもの自己肯定感が下がってしまいます。

まずはここから母親も変わる必要があります。
(頭がイタイお話です、、何十回も言ってる気がする……)

では具体的にどうすればよいのでしょうか。

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 タイムアウト法をつかう

タイムアウトとは
問題行動やパニックがあったときに、落ち着ける場所に行き一人で冷静になるのを待つ。

発達障害の困り感がある子どもに関わっている人はご存知かと思いますが、キレた子どもにも有効だそうです。
このときに、動くのは親、というのがポイントです。

親もイライラが溜まっていますから、お互いにぶつかり合ってしまうのを防ぎます。
怒りのピークは6秒と言われています。
ムカっー!ときても6秒を堪えれば、罵声もなんとか止めることができるそうです。
子どもの顔を見て怒鳴りつけたくなるーー!けど、ガマン!
さっと別の部屋へ移動してしまいましょう。

 

ズバリ対処法はこれ!

1.【怒りを6秒ガマン!】

  ムカーっとくるけど耐える!6秒耐えれば大爆発のピークは越えますよ。

2.【子どもに共感】

   子どもの「イヤ」に共感してあげる。これがあると自己肯定感が保てる。
 「そっか、まだ遊びたかったんだね。」

3.【相手の気持ちを伝える】

  母親の感じたことを伝える。
  言葉や言い方、態度が悲しい気持ちにさせたことを冷静に伝える。
「お母さんも『人』だから、その言い方は悲しい」
「あなたはキライじゃない。態度(言葉)が悲しかった」

4.タイムアウト

  冷静に考える、落ち着くために、子どもと離れる。
「お母さん、ちょっとあっちに行って頭冷やしてくるわ。」

  と別部屋へ行き、5〜10分後、戻る。

 

親子が離れたときに、子どもなりに自分を振り返る時間が持てる。
繰り返していくとだんだん時間も回数も減っていくそうです。(といっても年単位くらい長い目で見てくださいね。)

 

ポイントは2と3で、

・子どもの気持ちを分かっているよという共感

・子どものことはキライじゃない、好きだよ、と態度や言葉で伝えることです。だけど、言葉や態度が悲しかったことを冷静に伝えます。

 

できそうであれば、4のタイムアウトのときに子どもに「冷静になったらママを迎えにきて」と伝えても良いです。
この場合、30分、1時間以上かかるかもしれません……。その子のタイプ、ママの気持ちや時間の余裕度でやるかどうか考えてください。

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母親は別人格であること、も教える

発達障害の特性のなかに「自他の区別がつきにくい」(自分と他人との境界線が曖昧)というものがあります。
とくに母親は自分の一部みたいな感覚で、意のままに動かそうとする子もいます。
そういう誤認識のある子には"母親は別人格である"ことを教える必要があります。その練習が前に書いた3.になります。
あなたの言葉で母親も傷つくこと、違う感じ方をすること、こう考えるんだと根気よく伝え続けるのです。

社会に出れば周りの人は空気を読みんで衝突を避けようとします。コミュニケーションが取れない人とは距離を置いて離れていく……。
こういう状態になる前に、周りの人が違う感じ方や考え方をすることを子どもが知るためにも、まずは母親と自分の違いを知る必要があるのです。

 

さいごに

とても参考になるアドバイスでした。
そして心が痛かった……毎日、息子の人格否定してるんだって。
でも、それも感覚が麻痺するくらい、イライラが募るんです!はぁ。
キレる子に向き合うには、母親はその何倍も成長しないとできないんだなぁ〜。まだまだ修行が続きます。

 

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