雨上がりには虹が見えるよ ー自閉症のしょうとの歩みー

自閉症スペクトラムの息子(2013年生)との日々を綴ります。家でできる療育をしながら楽しく、ときに悩ましく毎日を過ごしています。

早期からの療育、やっぱり大切なんだな

発達障害自閉症スペクトラム)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。
発達障害の子どもへの早期療育の大切さをよく耳にしますが、それを実感しました。
今回はそのお話です。

 

優秀なAさんは発達障害

勉強会で当事者の方からお話をうかがう機会がありました。
成人してから発達障害の診断がついた方です。(Aさんとします。)

Aさんはとても優秀な面がある一方、簡単なことができなかったり人間関係がうまくいかなかったり。自分でも能力の凹凸差が激しく、どうしてよいか困り果てたそうです。

理路整然と話をして初対面の人ともなごやかにされて、とても困難がある人には思えませんでしたが……

 

凹凸の一面が……

ご自分の話がおわると集中力は途絶えてしまいました。配られたプリントに落書きしたりそわそわした態度。
今度は、おせんべいをボリボリ。
別の方が深刻な話をしている最中に、です。

これには参加者のみなさんも隣どうし顔を見合わせ……。
この場にいたのは発達障害に関わりのある方ばかりなので、彼のこのような行動も理解できる人が多いのですが。

誰も 彼の行動に 助言をする人はいませんでした

 

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それは特性だから

誰も 彼の行動に 助言をする人はいませんでした。

だってみんな大人ですもん。
成人男性にむかって「今はお菓子を食べません。」なんて注意しませんよね?

当のご本人は、その場の空気をいっさい感じていない。
発達障害の方をたとえるときに「宇宙人」なんて言われる人もいます。
それくらい思考のパターンが違うんですよね。
世の中は多数側(健常者)にあわせているので、彼らの行動は異質なものに映ります。
彼らは自分では多数側のパターンに気がつけないので、多数側のだれかが知らせてあげる必要があるのです。

 

大人ってすでに出来上がっている

そうなのですが、、
大人になるとプライドもあり、他人から言われるのは気分がよいものではないですよね。
親切心から言ってもらっても、そのまま素直に受け取れない。
伝える側も大人にむかって言うのは躊躇します。
だから浮いた存在となり社会で上手くいかない……。

発達障害に関わりのある人たちの集まりのメンバーだから、Aさんを非難や嫌悪する人はいませんでした。
でも、これが職場だったら?
まったく発達障害について知らなかったら?

 

困り感をすくなくするには

そうならないためには、やはり子どもの頃からの療育やSSTが大事なんだなぁと痛感しました。

SST……ソーシャルスキルレーニング(Social Skills Training)の略です。これは社会で人と接するための技術を鍛えるトレーニング方法です。


空気をよめないんだから【人の振りみて我が振り直せ】なんてできません。
だから親や先生からシチュエーションごとに諭していかなければ身についていきません。

Aさんも子どものころに理解ある人に指導してもらえたら、いまの困り感も少なくなっていたかもしれません。

 

 

さいごに

今回は当事者のかたの貴重な話をたくさん聞けて、Aさんにはとても感謝しています。
そしてご苦労もひしひしと伝わってきたし、私もそれを感じました。

社会でうまくやれている方は【パターンで覚えていく】と聞いたことがあります。
幼い頃から何度も経験をして身につけていくこともできるわけです。

いちばん伝えられるのは、親。
私も息子に伝えていきたいです。

 

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