雨上がりには虹が見えるよ ー自閉症のしょうとの歩みー

高機能自閉症の息子しょう(2013年生)との日々を綴ります。家でできる療育をしながら楽しく、ときに悩ましく毎日を過ごしています。

息子の心わからず、ちょっと切なかった話

今回は私のなかに残ったモヤモヤの話。
なんのオチもなく、モヤモヤを発散させるために書きました。
よかったらお付きあいくださいね。


幼稚園からかえってくると、カバンのお片付けをしてから息子のオヤツにします。
いつもなかなか進まず何度も声をかけていますが、さっきまでふざけて遊んでいた息子がとぼとぼと近寄ってきました。
どうしたの?と聞くと、「これ……」と。それは、おはしのケースでした。
哀しそうな顔をして話してくれました。

「これ、、われちゃったの、、。ここが はんぶん……。

……Aくんが ふんじゃった。」

「かなしくて、せんせーに いったの。」

息子の話は途切れとぎれで、時系列もばらばらで、細かい経緯はわかりませんでした。

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まずは息子の気持ちに寄りそって、おはしのケース、割れちゃって かなしかったね、と言いながら抱っこしました。小さな声で息子が続けます。

「Aくん、ごめんね いわなかった……」

そっかー、、私は息子に言いました。
「それは良くないよね。

 悪いことをしたら『ごめんね』って言うんだもん。
 おはしのケース、こわれちゃったなら『ごめんね』だよね。
 イヤな気持ちだったね。
 Aくんは言うの忘れちゃったのかな?
 こわれて かなしくなって、先生に おはなし しに行ったのね。」

いつも私が言っているルールをAくんが守らなかったことも息子のイヤな気持ちが残ったようです。自閉症スペクトラムの人はルールを徹底したがります。自分だけでなく他人がそれを逸脱することにも嫌悪感を抱くのです。

 


担任の先生からの電話があり、やはりこの件でした。
でも、おともだちのことは一切出ませんでした。知っていれば先生は(名前は伏せるけれど)事実を伝えてくれるはずです。

私から言うか迷いましたが、、言いませんでした。

あとで息子にあらためて聞くと、Aくんがやったことは言ってないそうです。
「なんで言わなかったの?」
そう聞いても、息子は、ん〜と考えているのか困っているのか、何も答えないままでした。


なんで言わなかったんだろう?

Aくんは活発な子のようで、以前にも息子が「Aくんは叩いたりするからイヤ。」と言っていたことがあります。今回は故意ではなくても何かのきっかけで、踏んづけてしまったのかもしれませんが。

 

壊れたことがイヤだった、それを先生に伝えることはできた。
去年までは言いに行くこともできないことが多かったから、大きな進歩。

でも、何で、おともだちがやったって言わなかったのだろう?

たぶんウソをついて人のせいにするまでの知恵はまだないはず??
息子の言い分を100%鵜呑みにするつもりはないけれど、なにを思ったんだろう?

こんなにモヤモヤするなら先生に聞いてみたほうが、違う視点からあっさりスッキリしたのかもしれませんね。
でも、なんとなく、息子が言わなかったことを、私が言うのもどうなんだろう?とも思ったんですよね……。

 

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ただ、切なかったんです。
親であっても、子どもの気持ちや理由を知ることができないんだなぁ……って。
これが小学生、中学生、と成長していくほど、もっと複雑化していくのに。

親子であっても、別の人間。
なに考えているか、どんな気持ちか、わからないときもある。
親子であっても、立ち入っていい場面、見守る場面。

子育てのなかではこういう思いをすることもあるのですね。
私もいっしょに成長中です……。

 

 

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