こんばんは、七子です。
ブログを書こうという気になったのに、また沈みかけております。
ロシアとウクライナの戦争がはじまってしまいました。
心が痛みます。
人の自由を、生活を、命を、奪うことは許されないです。
とにかく1秒でもはやく平和になってほしいのです。
小説「暗幕のゲルニカ」
なんという偶然か、いま読んでいる小説が「暗幕のゲルニカ」原田マハ 作 です。
作者の原田マハさんは、ピカソの「ゲルニカ」と2001年アメリカに起こったテロ9.11を絡めて、史実とものがたりを入り交えながら小説に仕上げています。
(まだ読んでる途中です)
世界中でだれもが知っているパブロ・ピカソ、
その作品のなかでもとくに知れ渡る大作「ゲルニカ」。
この絵画はスペインの内戦で起こった、ゲルニカという地域への無差別爆撃をテーマに描かれています。
そして小説のなかでは、ピカソがゲルニカを描いた時代と、2001年アメリカでの9.11の後の時代のニ軸でストーリーが展開されていきます。
(小説はフィクションですが、アートの解説や美術史は専門知識をもとに書かれています)
戦争の悲惨さをつたえる
なぜ、とつぜん小説の話など出したかというと……
かなり昔、若かりし頃に、この「ゲルニカ」を私は見たのです。
圧倒的でした。
呼吸もできなくなるほど。
戦争の哀しさ、惨さ(むごさ)。
亡くなった人たちの声が聞こえてくるような辛さ。
3.5m x 7.7mという
大きな壁が訴えかけてくるのです。
人間はなぜ同じことをくり返すのか?
戦争を経験したことのない私も、その悲痛さに涙がこみあげてきたのです。
たんなる偶然ですが、何十年も経ってあのゲルニカを、いま思い出すのになにか意味があるのではと思えてなりません。
とはいえ、私ができることなんて微々たる寄付くらいです。
早く戦争を終わらせてほしい、そう願うことしかできません。
小3の息子が「戦争」という言葉を見たり聞いたりします。毎日です。
テレビの映像で子どもが歩いて逃げる姿を見ています。
息子には実感はないものの、今、家を出て逃げている子どもがいる、それは理解できたようです。
自分の子どもが、いま起こっている戦争をみている、なんて……。
ゲルニカの複製?? 平和への祈り
ゲルニカには複製があるそうです!?
私は国連にあることを知りませんでした。
jiji.com 2022年02月08日
ーーー
タペストリーは1955年、ネルソン・A・ロックフェラー氏がピカソに相談の上でフランスの工房に制作を依頼。ロックフェラー家から国連に貸与され、外交関係者に戦争の悲惨さを強く思い起こさせる反戦の象徴となっていた。
ーーー
国連に掲げられているタペストリーが1年前に撤去されていました。
それが先月、2022年2月に国連に戻されていたそうです。
国連の方々、全世界の人が、このゲルニカを見て思い出してほしい。
戦争とは悲しみしか残らない
どうか一日でもはやく平和が戻りますように。