雨上がりには虹が見えるよ ー軽度自閉っ子くんとの歩みー

発達障害 軽度の息子(小3)との日々を綴ります。こだわり特性など上手くやっていきたいな

読書感想文 これで大丈夫!ナイショの裏技 〜感想まとめ編〜

夏休みの宿題で頭を悩ますうちのひとつ『読書感想文』 。

前回の〜本選び編〜につづき、今回は〜感想まとめ編〜です。

 

読んだら内容を確認

全部読んだら内容を確認しましょう。つまり『あらすじ』です。
あらすじっていうと難しく聞こえるけれど、どんな話だったか?が分かればOK。

例えば『桃太郎』あらすじ
川に桃が流れてきた。桃から桃太郎が生まれた。大きくなった桃太郎は鬼退治へ。
途中で出会った犬キジ猿といっしょに鬼ヶ島へ向かう。みんなで力をあわせて鬼をやっつけてみんな幸せになりました。

これだけ言えれば話がわかっているってことです。
内容が説明できたら、それを起承転結に分けていきます。
  起)桃が流れてくる
  承)桃太郎が生まれ、成長する
  転)鬼退治にいく。仲間に出会う
  結)鬼を退治。みんなハッピー!

この分け方は大人の手助けがいると思います。
・最初なにしたの?
・それから〜?
・何が起こった?
・最後どうなった?と
と声をかけて導いてあげる。子どもに話させて大人がキーワードでまとめてあげると良いと思います。

書くときはラクガキ気分でどんどん書いてください!いきなり原稿用紙はNG。 さいごのまとめになってから原稿用紙は登場です。

 

感想を言ってみる

起承転結ができたら、読んでどんなことを思ったか起承転結ごとに感想を口で言ってみます。

起)桃が流れてくるなんて不思議!
承)桃から赤ちゃんが出てくるなんてビックリ
転)お団子で仲間になるなんておもしろい
結)仲間といっしょに戦うと強い

って感じで。子どもの言葉での表現で良いです。ちょっと抜けてるズレてるくらいが子供らしくて〇〜!くらいでっかい心で受け止めてください。笑。
あまりに内容がかけ離れている場合は修正を。(違うでしょー!はNGですよ。一気にやる気を無くしますから)
感想が出てきたら、起承転結ごとにメモしておきましょう。

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大人からの問いかけでレベルアップ!

感想からさらにレベルアップする問いかけを。
「このシーン、〇〇ちゃんならどうする?」

鬼退治に行ける? 〇〇ちゃんならどうする? ここでその子の個性が光ります。
・怖いから行けない ・一人はいやだ
・もっと仲間をさがす・鬼と話して仲良くなる
こんな出てきた素直な意見を書き留めます。
「私なら△△ と思います/します/できません。」とまとめます。
これは【自分の意見が言える】ことと【自分に置き換えて考えられる】という二つのことを表現できます。

 

あとはまとめるだけ!

ここまで出来れば、あとは順番に書いていくだけ。
起承転結ごとに、あらすじ、感想を書きます。

いちばんの山場『転』やおしまいの『結』の部分を中心にレベルアップの「私なら△△。」を入れます。
書いてしまってから、後から接続語(それから/でも/だから ……など)を考えればいいです。(何度も書くのが面倒……というかもしれませんが)

 

文章をさらに良くする極意!

【カサ増し】

書いたけど原稿用紙1枚分たりなーい!なんてこともありますよね。
そのときの裏技『引用』だっ!
印象に残ったシーンやセリフを丸写しして使います。引用部分はかぎかっこ「」で括ります。

例)桃が流れてくるときに「どんぶらこっこ どんぶらこ」っておもしろいなと思いました。
例)犬もキジも猿も「きび団子をくださいな」なんて食いしん坊だなと思います。私も食べてみたいです。

こんな感じで足していけばすぐに原稿は埋まっていきます。

 

【視点をかえる】

主人公の立場ばかりでなく、脇役からも考える。

例)おばあさんは桃太郎が鬼退治へ行くのはいやだっただろうなぁ。

 

【対象年齢が下の本を選んだ場合】

例えば6年生の子が1年生向けの本を選んで書いた場合は、自分がその年のころを振り返ってみる。

例)私は今ならおばあさんと離れても泣かないけれど、桃太郎と同じ年の頃なら悲しくなってしまうと思います。桃太郎は偉いなと思います。

 

さいごに

どうでしたか?
説明を読むとむずかしく感じるかもしれませんが、かんたんな本を選べばそもそも内容が易しいので頭を悩ますまでいかないです。

この記事で読書感想文が書けたよ〜という手助けになれたらうれしいです!

裏技の裏技

★本の後ろに【あとがき】があると作者の思いや狙いなどを知ることができます。
読むと参考になります。

★過去の課題図書を選ぶとこんなメリットも。
感想文の入賞作品をみることができる場合もあるので、どんな感じでまとめるといいか参考になります。(パクリは絶対にダメです!!)

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【ナイショの裏話】

私はここで紹介したような方法で、高校生のときに小学生高学年向けの課題図書で感想文を書きました。
現国の先生のお勧め本でした……ウソのような本当の話。汗。

で、なんと!入賞したことがあります!?(い、いいのか?と違う汗が出ましたが。苦笑)
私は高校生になった自分の視点から小学生の頃を振り返りながら作品を楽しむみたいな感じで書いたのでパクってないですよ〜。