タイトルみたいなこと、言ったことないですか?
運動会とか習い事とか学校とか。
こういうのしょっちゅうです、七子です。
今日はいつもとちがって、ちょっと俯瞰の目でみていました。
習い事でのできごと。
保護者席から見学していると、ひとりの女の子がママにくっついて泣きべそかいている。
まだ園児さんかな。
ママは困り顔で先生に話をして子どもといっしょに見学席へ。空いていたわたしの隣へ腰をおろした。
うぇ〜ん、女の子、泣き止まない。
習い事はやりたいけど、ママから離れたくないみたい。
ママは優しく声をかけたり、約束したでしょと厳しめにしてみたり、パパに見せてあげるんでしょと励ましたり……
にっちもさっちも*いかなくて、とうとうママは「やらないなら、もう帰ろう!」
その声に、女の子、一段とおおきな声で泣きだした。
*漢字で書くと【二進も三進も】なんだって!? ヘェ〜! 豆知識でした。
あるよね、、こういうの。あるある。
うちは何回あっただろう?
いや、毎日だったよ。年少さんのときなんて毎朝ようちえん行く行かない、せめぎ合い。
となりから重たいため息が聞こえてきた。
わかるよぉ〜〜!
やらない、でも帰るのもイヤ。どーしたいっちゅーねんっ?!
ぜんぜん知らないママさんなんだけど、あまりに気持ちがわかるから話しかけてしまいました……。
わたしと話すことで、ママさんのイラだちも少しでも発散でき、女の子もママの無言の圧力から解放されて気持ちが変わるといいんだけど……。
女の子はKちゃん、年中さん。
自分からやりたい!といって先月から習い事をはじめた。さいしょは楽しくやってたのに、前回から突然なかに入れなくなったそう。
「できないからヤダ」ってやりたくないみたい。
だからママさんは言ってた。
「できないから れんしゅう するんだよ。みんな れんしゅうして できるようになるんだから。」
ママさんの言うとおり。
でも、自信をなくしたKちゃんには、この言葉は入っていかない。
そしてママさんも。気がついてないよ。
年中さんで、まわりと比べて、できない自分に落ち込んでるってすごいこと!
それだけ客観視できていて、向上心があるってこと。
Kちゃんは、きっと
一歩踏みだしだら、すんなりいくのに。
その一歩がこわいんだよね。
ママの声に出さないいろんな気持ちも感じてしまうから、よけいにプレッシャーになっちゃう。
だから、おせっかいおばちゃん登場。
Kちゃんは泣きやんでママから離れて先生のほうを見るようになったから、ちょっと話しかけてみた。
この習い事、すき? なにが すき?
そっかー、それもできちゃうの、すごいねー!
ちょっとずつ話してたら、Kちゃんはこの習い事が好きだったことを思い出してきたみたい。
あー、今からやるみたいだよ?
おばちゃん、見たいな!
先生のところ走っていってみたら? 先生にタッチしてママのところに帰ってくればいいじゃん!
ママからも応援。
「ママもここで見てるよ〜!」
何かがKちゃんのなかで変わったみたい。
順番を待つあいだ、何回もなんかいもママを振り返ってちょっと心配げな顔。
それでも、スタート!
見事、Kちゃんはできました!
戻ってきてママに最高の笑顔をみせた。
よかったね〜、おばちゃんにもハイタッチして!
そのあと、Kちゃんは生き生きと最後までやれました。
もう大丈夫だね。
ママも動画を撮ってKちゃんにみせてあげ、帰ったらパパにも見せるんだって。
すんなり上手くいったわけじゃないけど、Kちゃんが笑顔になって良かった。
おせっかいおばちゃんもちょっとは役にたったかな?
わたしもいつもママの立場でした。
せっかく連れてきたのに「やらない〜ヤダ〜」って今もしょっちゅう。
子どもが自信をなくしてるとき、不登校のとき、子どもは親の無言のプレッシャーを感じています。
親からすると責めてしまいたくなる、責めてないけど口には出さないけどイライラが出ちゃうのよね。
あたまの後ろからモワモワァ〜って出てるの、それ見えちゃうから。まわりにもダダ漏れ。経験談。苦笑
親があーだのこーだの言うより、ちょっとした気持ちの切り替えでうまくいくことがあります。
ぜんぜん関係ない人が介入したほうが切り替えできたりします。子どもも構えるので。
息子の扱いに困り果てた経験が活かせました。
他所様をみて、あのときの自分もこうだったんだなぁ〜と苦々しく懐かしく思うのでした。
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