衝撃のタイトルをつけてしまいました。
最初におことわりをいれておきますが、不器用な子どもがみんな算数がニガテというわけではありません。
個人差があるので、息子の場合のどうしてこうなるぅ〜〜を書いていきます。
さんすうの「いくつ と いくつ」
通信教育のチャレンジは学校よりすこしだけ早く進んでいます。
予習型になるんですね。
5月号のさんすうでは「いくつ と いくつ」。
「10」になる組み合わせは「1と9」「2と8」「3と7」……というのを考えます。
たし算ひき算の基礎ですね。
基本の「ゆびを使ってかぞえよう」
これを教えるために、指を折ってかぞえる方法を教えていました。
右手で3 左手に2、ぜんぶでいくつ?
と聞くと5と答えられます。でも一本ずつ指を数えて。しかも不安でしかたないので、2〜3回はかぞえます……。
では、右手で4 左手に3、ぜんぶでいくつ?
これはもっと時間がかかります。
かぞえているうちに他の指がぐにゃぐにゃに!?
動きでいうと「『2しゃい〜』と言って指を立てようとするけどできなていない2歳児の仕草」みたいにぎこちなく、全部まがったり広がったり。
自分でどの指を動かそうとしているか制御できてなさそう。
ヒントを与えるために「4+3」から「5+2」に手の形を変える方法も教えました。
左の1本を右におひっこしして、右が5 左が2、になるんだよ〜と教えるのですが、
指が動かせない……
お、お、できるか?……ぐにゃぐにゃ〜
あれれ?
かずの概念が……とかの以前の問題??
基本がみんなできるとは限らない
この話を親の会で相談してみました。
すると、その場にいた先輩ママさんたちがいっせいに
「ムリムリ〜〜!」と首をよこに振りました。笑
ほんとうにみんな一斉にやったので笑ってしまいました。
話をまとめると
・体を動かすのが不器用なので、指先を曲げたり伸ばしたりはハードルが高い。
・神経の末端になるので指の動きの発達もいちばん最後!
・同時処理がニガテ。指でかずをあらわす、考える、かぞえる←複数の処理が合わさっている。
聞いていて「だよねぇ〜 (^_^;) 」と苦笑するしかなかったです。
わたしも今まで本など読んで分かっていたつもりでしたが、いざ自分が教える側になると「これくらいできるでしょ。」と見込みを勘違いしてました。
できることが当たり前ではない
こういうことですよね。
自分ができることって「当たり前」に思えてしまう。
外国語を話せる人にとってはそれは当たり前。
50m泳げる人も当たり前。
箸をつかって食べられるのも当たり前。
ボタンをかけられるのも当たり前。
でもマスターする前にはたくさんの練習があったはず。赤ちゃんはトイレトレーニングをして習慣をつけます。だから今、トイレに行けるわけです。
大人からすると自分でできることばかりなので、子どもに対しても自分の目線でみてしまいがちです。
4+3 すぐわかるでしょ、指を折ってかぞえるのなんてカンタンでしょ、無意識に思っていたってことですよね。
知能は年齢相当だから『できるよね』と思われてしまう。
でも実際はそうじゃない。
彼らはニガテがたくさんある。それを伝えることもニガテ。
だから叱られたり、できないことで落ち込んだり。
さいごに
ちなみに、わたしの手をつかってやってみると、比較的すんなり答えができてます。
かぞえるだけなら混乱しないんですね。
息子のような子たちにはハードルを下げてって言いますが、まずは、本人がどれくらいできるか・どこでつまずきやすいか、を先に探ってみるのが大事だなって思いました。
息子はだいだい「えっ?!ここでつまずくの??」っていうところからのスタートです……。
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