雨上がりには虹が見えるよ ー軽度自閉っ子くんとの歩みー

発達障害 軽度の息子(小3)との日々を綴ります。こだわり特性など上手くやっていきたいな

学校に行けない。進路につまずいても。今だけじゃ なにも決まらない

この時期は、締めくくりであると同時につぎのスタートでもあります。

いまから数十年前、高校の合格発表。
Aランクの友だちが落ちて、一か八かのわたしが受かり、その二人でいっしょに帰らねばならなかった……という重い空気を15歳で経験。
大学受験のときはお墨付きだったわたしが見事に落ちて。先生方ガッカリ……。

そういうのも経験し、でも人生はそれだけでは決まりません。

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わたしは無難に高校に行ってなんとなく進学して就職して、いろいろあって今に至っています。
それなりに幸せです。

それに対し、同年代、同性の親戚。
彼女は中学でヤンキーになりました。
(個人情報を晒すなやっ!ってどつかれるかな? まぁナイショってことで。笑)
家を壊すかっていうくらいの反抗期に親元を飛びだし、10代で妊娠→結婚。
なので40代のいま、子どもはもう二十歳をすぎ、自分の人生を謳歌しています。

いま彼女は自分のお店を持ち、トリマーとして大好きな仕事で稼いでいます。
妊娠したとき専門学校生でしたが、子育てのために休学しました。
あきらめずに子育てと勉強を両立してトリマーの資格を取ったのです。

40代の女性でこんなに違います。
・6歳の新小学生の子ども、資格なし、専業主婦、たいしたことない学校
・二十歳こえた子どもは自立、トリマー、ン十万の稼ぎ、中卒?専門学校卒?

 

世の中、学歴だなんだ、言います。
でもほんとうは違う。
本人のがんばり次第なんだ。

 

わたしは目の当たりにしたのです。
わたしが学生という隠れ蓑をかぶってのほほんと遊んでいた頃、
彼女は自分もまだ子どもだったのに子育てしていた。
わたしが給料を自由に使っているあいだに、
彼女は勉強をつづけ、食っていける資格を取った。

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人生において 勝ち組負け組 はないんだとおもいます。
自分の人生をいかに納得して生きていくか
失敗しても、再チャレンジしてもいいし別の方向へシフトしてもいい。

そこで腐らずに前に進んでいこうとする推進力があるかどうか、で引かれる道は変わってくるのでしょう。

 

 

わたしね、彼女はすぐに離婚すると思ってました。
でもその予想はハズレました。
ご主人の建てた戸建ての一部にお店をつくって営業しています。夫婦デートしてるんですって。
自立した子どもに中卒をバカにされると彼女は言います。「漢字は読めんけど税務申告書は作れるで〜!」ってガハハと笑います。

わたしは彼女を尊敬しています。

幸せのかたちは人それぞれ。
人生も人それぞれ。

 


いじめでも、不登校でも、受験でも、
その渦中にいるときは絶望しかみえなくて、どこにも抜け出せないように思うけれど、いつかどこかで気持ちが浮上してくるタイミングが巡ってきます。
そのタイミングがくるまでは体力温存。
いまだ、ここだ!と思ったら、おもいきり蹴って上がってきて。
命があればそこから道が作っていけるから。

 

↑ 書いてみたら3つとも経験してるってどいうこと??苦笑

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