春から再開した自転車の練習。
今年こそは!と意気込みじゅうぶん。梅雨になって練習があまりできない中、とうとうやりました!
早い子では2歳くらいからキックバイクなど乗っている子もいますね。
補助輪なしで自転車に乗れるようになるには練習が必要です。
まして運動がニガテなうちのような子には、はるか彼方の目標……。
そこで少しでも目標に近づけるように道具に頼ることにしました!
そもそも「キックバイク」って何?
キックバイクとは
ペダルのない幼児用の二輪遊具。
他にも「バランスバイク」「ストライダー」という商品名でも有名です。
二輪車でバランスをとって乗れるように練習する乗り物です。これでバランス感覚をつかめば自転車に乗るのがぐんとカンタンになるのです!
"自転車からペダルを取っ払ったもの"じゃないの?と思ったのですが、少し違いがあります。
キックバイクには
・ペダル
・チェーン(タイヤを回す)
・ブレーキ
がありません。その分とっても軽い!! 2歳後半の子でも軽々持ち上げられるものもあります。軽いのでバランスが取りやすい利点があります。
自転車にのる仕組み
乗れる人からすればなんてことない自転車の運転。
でも私も子供のころ何度も転んで練習しました……。
意外に複雑な運動能力が組み合わさっています。
a. バランスをとる
2輪車なのでバランスをとらなければ倒れてしまいます。
右や左に曲がるときには体重移動も必要
この感覚を身につけるのに時間がかかるのです。
b. ペダルをこぐ
ペダルをこぐのって実はなかなか奥が深いのです。
・最初の踏み込みの力の入れ方
・動き出したら左右交互にこぎ続ける
・スピードがついたらペダルの早さに足を合わせる
c.ハンドルの操作
ハンドルをもって上半身を安定させる
左右に曲がるときはハンドルを動かす
止まるときはブレーキをにぎる
自転車にのる動作を書いてみるとこんなにも複数の動きをこなし、周りの状況判断をして運転するのです。
当たり前に乗れるものと思っていましたが、発達障害児にはハードルが高いのです。
息子は療育教室にある三輪車のペダルをこげるようになるのに1年以上かかりました……。(乗る機会が少ないので仕方ないんですが)
道具に頼っちゃえー!?
運動が苦手ならさいしょから道具に頼ってしまえ!そう思ってうちが購入したのが、この秘密兵器!
『へんしんバイク』
これもキックバイクの商品のひとつです。
特徴はキックバイクから自転車に変身できるのです! ペダル・チェーン・スタンドなどが後付けできます。(スタンドは別売りです)
自転車の製品規格も通っているので安全面も安心できます。
なにより良いポイントはコレ!
『キックバイクで慣れたバランス感覚のまま自転車に移行できる』
自転車屋さんのお話によると、自転車でいちばん苦労するのがバランス感覚。その感覚は自分の体格、自転車の大きさ(車体、タイヤのインチ数)で変わります。
よってキックバイクで感覚をつかんでいても新しい自転車のバランスをつかむのには時間がかかるのです。
それで自転車が変わると乗れなくなる子が出てくるのです。
その点、へんしんバイクは車体はそのままの感覚で自転車に乗り始めることができるのですんなり乗れるのです!
ちなみに補助輪はつけません!
GOOD POINT
・バランス感覚がそのまま移行できる
・自転車の規格を通っているので安全面はしっかりしている
・メーカーで自転車教室も開催あり!
「30分で自転車デビュー!」がうたい文句
BAD POINT
・しっかりした車体で重たい
・重たいので小さいうちは支えきれない
・車体が小さいので年齢が低いうちにしか乗れない
・(他社より)お値段高め……
*購入するには公式サイトの通販もしくは販売店舗のみの取り扱いです。楽天、Amazonでは買えません。
で、結果。乗れましたー!
商品のうたい文句は「30分で乗れる!」はウソだろ〜ってぜんぜん信じていませんでした……
がっ、
乗れました!!
ペダルをつけて練習すること、数十分……
スイスイスイーー!!
(旦那の話より。私は家で養生中でした。)
動画をみて感動!
最初のスタート、蹴り出しが上手くいかなかったようですが、地面を蹴って勢いをつける方法を教えたらスイスイこげるようになったそうです。
ペダルをこぐのがニガテな子は……
自転車を止めるスタンドを立てたまま、エアロバイクみたいにペダルをこぐ練習だけをすると良いそうです。
さいごに
バランスが取れるようになるまでに時間がかかりましたが、乗れるようになった!
息子も旦那も私もみんなニコニコです。
能力が伴わないのなら、やりやすい道具に頼る、外部(コーチや教室)に頼る、そういう方法もありなんだな!と思わせてくれる経験でした。
ちなみに私の数少ないママ友5,6人に話して、なんと2台売れました!笑。(もちろん私にリベートはナイです。)
そのうち1人はもう乗れるようになって新しい自転車を購入したそう。
これから自転車をマスターしたい!と思っているみなさん、がんばってくださいね!
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