発達障害(高機能自閉症)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。
今年はもうインフルエンザが流行りはじめている地域もあるそうですね。
わが家も親子で予防接種を受けてきました。
不安感がつよい、イヤな記憶がのこりやすい、こういう息子が注射をするとき、気をつけていることがあります。
ここで、注射をうけるときの気持ちのもっていき方をお話しします。
慣れた病院、前日からの心の準備
慣れた病院、知っている先生に
タイトルを書いておいてなんですが、、予約が遅かったので、かかりつけの小児科ではない別の病院で受けました。そこは大人が受診する内科ですが、以前にかかったことがありました。
息子は不安感がつよい子なので、初めての場所は心配が大きくなりやすいです。注射などイヤな思いがしやすいのなら、なおさらです。
前日からお知らせしておく
「あしたは よぼうせっしゅ、ちゅうしゃ チクン するんだよー。」
と心の準備をするために、私は前日に明日の予定を話しています。
・見通しが立たないことが不安になる
・大事なこと(イヤなことなら尚更)は特にしっかり伝える
落ち着いているときに話して本人に理解・納得させるように心がけています。前日の夜、当日の朝、目的の場所に向かうとき、最低3回は話しています。
嘘はつかない!コレ絶対です
発達障害の人は言葉をそのままストレートに受け取ります。
注射や歯の治療など「痛くないよ」なんてその場しのぎの声をかけると"お母さんウソついた!もうヤダ!"とお母さんの言葉すべてを信用しなくなります。そして根に持つ、ずっと覚えている……汗。
なので、私はこう言います。
「注射ね、チクンて針を刺すから、少し血が出るよ。ちょっと痛いかもしれない。涙がでちゃうかも?泣いちゃう子もいるね。
◯◯先生は とっても上手なんだよー。すぐ終わっちゃうんだって。血はアンパンマンの絆創膏を貼ったらすぐに止まっちゃうよ。」
・痛みがあること・血が出ること・泣くかもしれない、などマイナスなこともしっかり伝える、そのあと、でも大丈夫!と安心できる話をします。
今回は私も接種するので、こんなことも追加。
「お母さんも注射こわいな……痛いと泣いちゃうかな? でも熱出るのイヤだから、がんばるよ。」
これを聞いていた息子、
「だいじょーぶ。しょうが いるからね〜。」と私をぎゅっとしてくれました。\(//∇//)
んー、仕草だけならモテ男になりそうですね〜。
病院でドキドキ?
どこの病院か聞いてきたので、場所の説明をすると、
「あー、わかった!! おくちから ちが でた びょーいん だぁー!」
その病院というのが、習い事で怪我をして口を切って出血・腕の脱臼を診てもらった病院だったのです。
友だちにぶつかられて激しい痛みと衝撃的な記憶が残ったんだと思います。
やっぱり覚えていました。でも今回はそれによってパニックもなかったのでひと安心でした。
できたらほめる!
ずっと平気なそぶりをしていましたが。病院では打つ直前で「こわーーい、いやーー」と拒否しそうな感じ。それでもなんとか終わりました。
息子が劣等感を感じないように、私も
「痛いかなー、怖いかなー? 涙でちゃうかな?」
と言いながら腕を出し「しょう 泣かなかったから、お母さんも泣かないよ。」と。
お会計を待つあいだ、息子はしきりに腕がいたーい、いたーい、と。
腕の腫れやうっすら熱をもつような感覚がして私もすこし違和感がありました。
感覚過敏があるので息子はもっと辛いのかもしれません。
私からすると大げさに感じてしまいますが、そこはガマン……そして息子をほめました。
「偉かったねー、お母さん痛くて涙がでそうだったのに。つよい子だね!」
"お母さんでも辛いことを耐えたんだよ!と自信になってくれればいいな"との思いをこめた言葉です。
帰りには がんばったごほうび
予防接種は必要なことなので、ごほうびってどうなの?と思われる人もいるかもしれません。
"発達障害の子にはイヤな記憶がのこりやすいからこそ、最後には良い気持ちで終われるように"をうちでは心がけています。
まぁうちの子の場合、オヤツ1コ買ってあげるくらいで大満足してくれます。
今日のごほうびは30円の色えんぴつチョコでした。(可愛い〜!安上がりっ!!)
イヤな気持ちをできるだけ少なくし、がんばったことをほめていけば、出来ることも増えていくんですね。成長するにつれ"話をすれば理解してくれる"ようになってきたな〜!と今日も実感しました。
---
お読みくださいましてありがとうございます。
↓ にほんブログ村に参加しています。よろしかったらclickお願いします。
---