発達障害(高機能自閉症)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。
今日は「世界自閉症啓発デー」です。
「世界自閉症啓発デー」とは
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国連総会(H19.12.18開催)において、カタール王国王妃の提案により、毎年4月2日を「世界自閉症啓発デー」(World Autism Awareness Day)とすることが決議され、全世界の人々に自閉症を理解してもらう取り組みが行われています。
(中略)
具体的には、毎年、世界自閉症啓発デーの4月2日から8日を発達障害啓発週間として、シンポジウムの開催やランドマークのブルーライトアップ等の活動を行っています。
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日本実行委員会 公式サイトより引用
一年前、私はこのポスターを見てこう思っていました。
……しょうの通っていた教室のお友達の中にも、きっといるんだろうな。
みんなが幸せに元気に成長していけるといいな。
まさか、数日後に、、
自分の子が<自閉症>と言われるなんてまったく知らずに。
息子の通っていた療育教室の壁に貼ってありました。
息子は1歳半から一年半つづけた療育教室を終了し、4月から一般の幼稚園に行くことになっていました。
頭を打ちつける自傷行為も酷かった癇癪も収まり、遅かった言葉も2歳半から急速に伸びて、落ち着いた息子。
3月生まれだし成長がゆっくりなだけだったんだ、と思い私は幼稚園への入園を楽しみにしていました。
一年半待った専門医の診察すら"もう、この子は大丈夫でしょ?"とキャンセルしようかと思ったくらい安心しきっていました。
どうして?
こんなに話せるようになったのに?
視線も合うし。
コミュニケーションもできるよ。
癇癪もほとんどなくなったのに?
なんで?
なんで?
なんで?
この子が?
診断がついたときに、医師に言われた言葉はほとんど覚えていません。
絶望
なんでこんな試練を与えるのだろう……
しかも私にではなく、息子に。
そんな風にずっと思っていました。
でも、息子は息子。
昨日と今日で、変わった?
なにも変わらない、いつものように遊んでいる。
この子の顔を見るだけで、私は幸せだと思う。
……気持ちを切り替えるのに時間はかかりました。
可愛いかわいい自分の子であることは変わらない。
成長がゆっくりな子なら、苦手が多い子なら、
そこを親がフォローしてやっていけばいい。
↑ 息子しょう 8ヶ月頃。この少し後からなんだか違いを感じ始める。
自閉症や発達障害について学んで初めて知ることがたくさんありました。多くの誤解があることを知りました。
彼らは独自の特性があったり、コミュニケーションが苦手だったり、感覚が極端に敏感や鈍かったりするのです。
彼らにも感情があり考えがあります。それを表現するのが困難なのです。
自閉症スペクトラムの中でも以前までアスペルガーと言われた分類に該当される場合、高いIQがあったり稀な才能を持つ人も多くいます。(医師、大学教授など高学歴な職種の人などにアスペ傾向が高い方も多いそうです。)
自閉症を含む発達障害は個人差が大きく、社会の中で一般枠で仕事をできる人もいれば、ある分野において高い能力を発揮している人もいれば、作業所などに通所している人も様々です。
障がいなんて……と構えてしまう方もいるかもしれませんが、とても身近にいるかもしれないのです。(発達障害のある確率は、日本人の場合 100人に1人と推定されています。小学校ならば2〜3クラスに1人いるってことですよね。)
↑ 2016年 大阪城天守閣 (あっとオーティズム より)
世界自閉症啓発デーには各地でブルーにライトアップされます。
(上記の「あっとオーティズム」URLから各地のライトアップ写真が見られます。)
ブルーは癒しや希望を表す色です。
それぞれの個性や違いを理解し暮らせる社会になりますよう、ご理解をお願いします。
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