『スペクトラムはスパイラル』
なんだか魔法の呪文みたいじゃありませんか?笑
これは親の会で聞いた言葉です。
高機能自閉症、アスペルガーなどに分類されるお子さんを持つ親が感じることだそうです。
知的には遅れがないので、成長にともない〝普通の子〟っぽく見えてくるときがある。
「このままいったら、この子、普通に暮らしていけるんじゃない?」
「ずいぶん落ち着いてきたけれど、診断ついたのは本当なのかな?」
こんな上向きな時期があります。
けれど凸凹がある子は進んでいくうちに、特性が出てきて沈んだりつまずいたり悩ましい苦しい時期を通り抜けていくんだそうです。
そこで親は、やっぱりこの子は……そうだよね、、と思ったり。
このスパイラルを繰り返し育っていきます。
健常児の子どもたちは一直線の階段を駆け上がれるけれど、この子たちはグルグル回ってゆっくり成長していくのです。
一見同じところをグルグル回ってばかりで進んでいないよう思える時もあるけれど、少しずつ上に向かっているのです。
まさに"らせん階段を登りながら成長する"
息子もグルグル回っています。
去年の今ごろは、かんしゃくも落ち着き言葉もどんどん広がり、私の心配はなんだったんだろうと不思議に思うほどでした。幼稚園の入園の頃には待ち受ける新しい生活に私はドキドキわくわくしていました。
4月に診断がつきドン底まで落ち込みましたが、当の本人はお気楽に楽しくやっていました。それが6月ごろから再び激しいかんしゃくが始まり、私は追い詰められ精神的に参ってしまいました。
今はまた落ち着き調子よくなっています。小規模なつまずきはありますが持ち直して過ごしています。
付き合う親は疲弊しますが、それでも子どもの成長はこの上もなく嬉しいもの。
先生に挨拶できただけで飛び上がるほど驚いたり、
お友達ができたことに胸をなでおろしたり、
運動会や発表会にみんなと並んでいただけでも涙を流して喜んだり。
苦労が多い分、喜びも200%増しです!
子育ては長い道のり
期待が膨らみすぎた時は念じましょ、
苦しいときは唱えましょ、
『スペクトルはスパイラル』
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