今年の4月に診断を受けました。
予想もしていなかった診断に放心状態で、その後どう過ごしたか記憶が曖昧なところがあります。
それでもなんとか毎日をこなして、いまに至ります。
あれから半年経って……。
完全にふっきれたわけではありませんが、先へ進むために、ここで気持ちの整理をしてみようと思いました。
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『息子は自閉症です。』
これはまだ心にズキンとくるものがあります。
ということは、私はまだ受け入れきれていないのだと思います。
でも『自閉症スペクトラムの特性をもつ息子』は理解しやすくなりました。
こだわり、かんしゃく、声のかけ方、気分の切り替え方、
二人三脚で歩んできました。
どうしていいか分からずに、各所へ相談しまくっていたときに、ある心理士さんに言われました。
「『自閉症』って診断名はついたけれど、
昨日と今日で、
あなたのお子さんは、なにが変わった?
昨日まで、あなたの子、
今日からは、宇宙人の子?
(そうじゃないよね?)
あなたを見て、にこっと笑ってくれるでしょ。
今までどおりでいい。
これからはちょっと言い方や方法を、
息子さんに分かりやすいように変えればいいの。
成長がゆっくりなところがあるから、
そこをお母さんが見守っていけばいいのよ。」
そんなふうにアドバイスをもらいました。
きのうまで可愛いかわいいと疑いもなく育てていた子が、ある日を境に「障がい児です。」といわれたら冷静でいられるはずもありません。
それでも息子のばあい、意思疎通ができる、身辺自立できる、将来自立してひとりで生活できる能力がある、と医師からいわれました。
社会にでて暮らしていくためのスキルをつける必要があります。
私は親として、躾、社会のルールを教え、彼の生きづらさを理解してあげる存在でありたいです。
そして子どもの姿を、一瞬も見逃したくないと思うようになりました。
うちは私の身体的な理由で子どもは一人です。
もう自分の子として赤ちゃんを抱くこともありません。
子どもの成長は早くて、よちよち歩きも、たどたどしい言葉も、かわいいダンスも、一瞬のうちに過ぎていきますよね。
子どもを抱きしめられるのって何歳まで?^_^
うちは男の子なので、一緒にお風呂に入れるのも短い間です。
くよくよ悩んで下をむいていたら、あっというまに私の身長を越していくかもしれません!?
今を思いっきり楽しもう!
息子とのわずかな時間を大事にしよう!
そう思えるようになりました。
はたからみると、親バカ、過保護すぎ、恥ずかしい、そう思われているかもしれません。
でも、
この子を守れるのは、私だけ!
半年かけて、ようやくこんなふうに思えるようになりました。
すぐに気持ちを切り替える必要はないと思います。
いろんな思いと向き合って、家族で話して、専門家の意見を聞いて、
これからの先を見つけていけばいいんだと思います。
たくさん泣けばいい、あとは這い上がるだけ!
先輩ママさんたちが言ってくれました。
母は強し!
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