11月14日のスーパームーン。
こちらの地域ではあいにくの天気で見られませんでした。
そして、翌晩。
雲が明けるかも?という天気予報を信じて、しょうと外に出てみました。
夜に外に出るなんて珍しいことなので、しょうは飛び跳ねて走っていきます。
その後をゆっくりついて行くと、夜空がぼんやり明るく見えました。
やはり、まだ雲がかかってるか……
お月様がいる気配はあるけれど、姿はまだ見えません。
「しょう、お月様隠れてるよ。出てきてって呼んでごらん?」
おつきさまぁーー、でてきてごらんーー!
思いの丈を叫びます。ここはマンションの通路、大きな声にビックリして私は慌てて息子を抱え込もうと、、
すると、
あーーー! でてきたぁー ^_^
しょうの声に見上げると、ぼんやりと姿が現れました。
お月様は子どものお願いを聞いてくれるんですね。
やったー!このチャンスを逃すまい!と屋上へ向かいました。
屋上は風が強く予想以上に寒かったのですが、わーい、としょうは走り回っていました。ここに来たのは夏の花火以来、ワクワクしていたのでしょう。
誰もいないー、わーい、とまだ走っています。
月は地平線より上の方にあがってしまっていたので、大きさに驚くほどではありませんでした。
薄い雲が流れて月の形が少しずつ変化していきます。
走り回っていた息子が私の足に飛びつきました。
抱っこーと言って両手を広げて待っています。
よいしょーと抱き上げ、二人で月を眺めます。
しょうに声をかけました。
「大きいねー。お月様は、白ぉーくて、黄色い光だね。」
「ちがうよ。あおとかー、ある。あかもあるんだよ。」
まさか、否定されてビックリ。
でもそう言われたら、青や赤の光も含んでいるのかもしれません。大人には見えない光なのでしょう。
びゅうと風が吹き、コートの隙間を冷たい空気が通り抜けていきます。
さむーいと言いながら息子は私のコートの中に入り込もうとしています。キャッキャとフードを被ったり被せたり、走り回ったり、もう彼の興味はどこかへ行ってしまいました。
今回ほどの大きさのスーパームーンを見られるのは18年後。
そのとき、しょうは誰と夜空を見上げるのでしょう。
母は月より遠くへ思い馳せるのでした。
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