夜が長くなり空気が冷たくなってきました。
寝かしつけるため、母の布団に息子もいっしょに入りました。
いつもゴロゴロもそもそ動いていて、やがて眠くなると自分の布団へいきます。
息子が移動し寝るのを待つあいだ、私は綿毛布をかけて静かに目をつむります。
今夜は少し冷えているようで、少し肌寒さを感じます。
なかなか寝つかない息子に声をかけました。
お母さんのお布団に来る?
そうすると、お気に入りのぬいぐるみを持ってゴロゴロ転がりながら入ってきました。
横向きになった息子に綿毛布をかけ、背中から覆うように私も横になりました。
温かいね
囁き声で息子の耳元で言いました。
うんうん、と小さく頷いていました。
綿毛布の柔らかさに包まれて、ほんわりお互いの体温を感じて眠たくなってきました。
温かいね。 だいすきだよ。
小さな小さな呟きに、うんうんと頷きながら、ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめました。
安心したのか息子はすうっと力が抜けて眠りにつきました。
しょうは夏頃から時折、ひとりで寝ると言いだすことが出てきました。
もちろんその日の気分次第で、とちゅうで起きだして呼ばれることもあります。
私はそれを成長のひとつ、親の手が離れて少し楽になったな、と喜ばしく思っていました。
しかし、週末にしかいないお父さんはそうでもなかったようです……。
「おとうさん、あっち いっててー。ひとりで ねるもん。」
と言われてガッカリして、翌朝まで拗ねていました。笑。
だんだん冷え込みが増してくると、くっついて眠ると温かいですね。
人恋しい季節に、私も父の淋しさをそろそろ感じるかもしれません。
---
お読みくださいましてありがとうございます。
↓ にほんブログ村に参加しています。よろしかったらclickお願いします。
---