雨上がりには虹が見えるよ ー軽度自閉っ子くんとの歩みー

発達障害 軽度の息子(小1)との日々を綴ります。こだわり特性など上手くやっていきたいな

言葉を引き出すために(その2)

お子さんの言葉が遅いことを気にかけている親御さんもいらっしゃると思います。以前の記事も多くの方に見ていただきました。

今回はつづき(4.〜5.)を紹介したいと思います。

 

言葉を引き出す子どもとの関わり方(ポイント)

  1. 今回のお子さんの行動をそのまま真似してみましょう
  2. お子さんの声や言葉をそのまま真似してみましょう
  3. お子さんの行動や気持ちを言葉に表してみましょう
  4. 大人の行動や気持ちを言葉に表してみましょう
  5. お子さんの言い誤りを 正しく言い直して聞かせましょう
  6. お子さんの言葉を広げて言い返しましょう
  7. お子さんに新しい言葉の見本を示しましょう

 1〜3に関しては以前の記事で紹介しましたので、こちらをご覧ください。

www.rainbowshow.net

 

4.  大人の行動や気持ちを言葉に表してみましょう

 1〜3.で、子どもが人に興味を持つようになった、声や言葉に反応があるようになったら、今度は大人の行動や気持ちを「言葉でどう表現するか」の見本を示していきます。

子どもの行動や気持ちは、大人のそれに比べて単純で範囲が狭いです。ですから、大人が様々な動きを見せ、それを言葉でどう言うか伝えます。

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たとえば、ボール遊びでの声掛けです。
(ここでのセリフはすべて大人が声かけしている設定です。)
 
関わり方ポイント2.に該当
・子どもの行動や見たもの:ボール 投げた、転がったね、赤い、丸い、など。
・子どもの気持ち:楽しい、うれしい、など
 
↓ 関わり方ポイント4.
・大人の行動や見たもの:ボール 隠れたね(背中にボールを回す)、
ボール お片付け(ボールをしまう)、など。
・大人の気持ち:楽しいね、疲れたな、(外に出て)暑いね、風が気持ちいいね、など
子どもが感じたことや、大人の動きや様子をみて、経験と言葉を関連づけて覚えていきます。

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ここでの注意は、教え込まないこと!

大人の行動・気持ちを言葉にするときは、さらりと言うこと。なんども様々なシチュエーションで聞くことにより定着していくので、しつこく教えるのはNGです。

言葉は、ゆっくり、はっきり、です。

 

より多くの言葉に触れさせるには、大人(自分)の行動を「ひとりごと」のように声に出して言います。子どもは遊んでいてもママの存在をつねに意識しています。子どもが一人で遊んでいてもママの動きにともなって言葉が聞ければ、言葉のシャワーは数倍になります。

 

5. お子さんの言い誤りを 正しく言い直して聞かせましょう

お子さんから徐々に言葉が出始めると、言葉を間違って使ったり覚えたりすることがあります。

そういうときは、お子さんが言った後で、正しい言葉で繰り返します。

(例:動物園でライオンを見たとき)

子ども:わんわん

ママ:ライオン いたね

決して、否定はしません。せっかくお子さんが話した言葉を「違〜う!」なんて毎度否定していると、お子さんは言葉を発するのがイヤになってしまいます。同様に、子どもに言い直させる必要もありません。

そして肯定もしません。「そうだね〜。あれはライオンだよ」と言ってしまうと、そうだね(肯定)、ライオンだよ(否定)となり、お子さんは混乱してしまいます。

 

子ども能力を信じる、笑うのは心のなかで

子どもは聞いて覚える能力を持っています。

自分が発する言葉を自分の耳で聞き、他人が発する言葉も聞き、違いを聞き分けることができます。

ママと違うことを言ってると思えば、自分で修正します。

その良い例が、帰国子女のお子さんです。ご両親がカタコトの外国語しか話せず発音もイマイチでもお子さんはネイティブのように流暢に話せます。これはお子さんが自分の耳で正しい音を聞き分け習得しているからです。

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他の例ですと、アニメ「隣のトトロ」に出てくるメイちゃんがトウモロコシを「とうも《ころ》し」と言っているシーンがあります。子どものころにはよくある言い間違いです。(専門的には音位転換といいます。)

成長するにつれ、いつのまにか正しく言えるようになりますよね。

幼いうちは自然になおるのを見守るのがよいでしょう。

 

もうひとつ注意点があります。間違った言い回しを聞いても笑わない!大人としては、可愛らしくてクスッと笑ってしまうことがありますが堪えましょう。

自閉症児は不安がつよいタイプの子も多いので『間違いを笑われた』と思い込み、自ら言葉を発するのを止めてしまうこともあります。また言葉を話さなくても、会話をしっかり理解できているお子さんもいるので、大人の会話のなかで言い間違いを話題にするのも控えたほうがよいかと思います。

ポイントは

(ほほえんで)正しい言葉を、話しかける。

 

長くなりましたので、今回はここまでです。

つぎはいよいよ最終回です。

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