雨上がりには虹が見えるよ ー自閉症のしょうとの歩みー

自閉症スペクトラムの息子(2013年生)との日々を綴ります。家でできる療育をしながら楽しく、ときに悩ましく毎日を過ごしています。

うちの子は連続殺人犯になりますか?

発達障害高機能自閉症)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。
2018年6月、世間に衝撃がはしった新幹線での殺傷事件。

これは多くの発達障害の子をもつ親に衝撃を与えました。私もそのひとり。まだ日も浅いなか、こんなことがありました……。

 

〇〇ごっこ遊び?

ある日、療育のお友だち親子と遊んでいました。
息子と同じように個性のある子たちですが、療育で顔をあわせているうちに打ち解けていっしょに遊べるようになりました。
その間は親にとっては情報交換やグチや共感できる大事なストレス発散の場です。ママ同士も楽しい時間です。
この日私は『小学校の入学にむけて』の話を熱心に聞いていました。子どもたちはキャーキャー大盛りあがり。
すると、ひとりのママに声を掛けられました。
「息子ちゃんとウチの子、ままごとのナイフで戦いごっこしてるわー!
ちょっと……(危ないよー)」
それを聞いてすぐ息子のところへ。
おままごとのナイフであっても刃物を人にむけてはいけません。刃物は危ないもの、と言って注意しました。
息子はブーたれ。たぶん戦いごっこつもりだったのでしょう、遊びを注意されたのが納得できないような態度でした。

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今度は……

私はまた戻って話の続きをしていました。就学相談のこと、学校への連絡、今後の進め方、聞きたいことは山積み!先輩ママの情報は本当に参考になります。
また途中で、別のママから言われました。
「息子くん、ままごとの包丁でぬいぐるみをブサブサ刺してるよ。
……新幹線の事件があった後だし、、。」

見ていた他のママも眉間にしわを寄せ苦笑しながら「あれは、ね、、」と。

え?!
私は慌てて息子のもとに駆け寄りましたが、その瞬間は見れませんでした。
ナイフも包丁もお料理に使うもの、切れて血が出る危ないもの、絶対に人に向けたりぬいぐるみにも向けません!!ままごとのオモチャであってもしません、ときつく言いましたが、やっぱり反抗的でした。
「いいのー遊んでたのー。うるさい!おかあさんやだー!」
こんな態度をみていた他のママさんたち。
「ちょっと怖いね。」
「言うとよけいにやりたがったりするよね。」
フォローで声をかけてくれた人もいましたが、私はショックでした。私自身もあの事件がよぎったからです。

 

息子は凶暴な子なのか?

息子はお調子者なところがあり、ふざけてしまうときもあります。でも刃物を刺すようなことは今まで見たことがありませんでした。
家でもハサミや包丁が危ない、切れたら血が出ることは言い聞かせています。
なのに、、
なんで、こんなことをするの?!

ママ友の言葉も責められているように感じてしまいました。
ーーちゃんと教えていかないと、将来怖いよ。

そう言われているみたいでした。
個性のあるお子さんをもつ母親の立場ならこのショックを理解してもらえないのか。いや、だからこそ怖さを感じているのか?? 私と同じように。

それだけあの事件は親たちをセンシティブにさせているのです。

もちろんママ友たちは誰もこんなことを私に直接言ったわけではありません。
うちに対して態度が変わったわけでもなく、息子とも遊んでくれます。

でも、でも、、
私のなかの落ちこみは日にちが経ってもずっと晴れませんでした。呪縛のようにどんどん締めつけられていきました。

 

追い詰められる母親

帰ってからも刃物の扱い方を言い聞かせましたが、その話になると息子はムッとして耳を塞いでしまいます……。
こんな態度で反省の色なし。

来年は小学校。
普通級に入れて大丈夫だろうか?
お友だちにケガをさせるようなことをする??
ただでさえ不安がつよい子が学校生活のストレスで……??
考えれば考えるほど私の不安が大きくなるばかりでした。


今回の話は親の会でも話すことはできませんでした。(同じ会に入っている人もいます。)私が上手く話せないと誰かを責めているようになってしまうかもしれないと思いました。
主治医の診察は数ヶ月後。こんなことで診察を入れてもらえません。
主人に相談しましたが、スマホ画面を見たまま「ふう〜ん。」と言うだけ。よけいに私の鬱憤がたまるだけ。

ただモンモンとひとり追い詰められていく感覚……。

 

頭のどこかでは分かっているんです。
これだけで殺人犯になるわけではない。
まだ小さいし、これからの関わり方で道は開けるはず。
でも誰かに私の不安を受け止めてほしい……

こういう子どもをもつといつもどこかに不安があります。
それを『カラ元気』でふっ飛ばして、誤魔化している部分があります。
だからちょっとしたことで母親の心も崩れてしまいやすいのです。
たったひと言でも容易く粉々に。


救いを求めたい、大丈夫のひとことが欲しい……

息子を信じたい、なのに不安が消えない。

 

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