発達障害(自閉症スペクトラム)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。
息子には味覚過敏があり、偏食がはげしく食べられるものがごく限られています。
いま料理もできず困った状態なのですが、息子の食事だけはなんとか準備しています。そうじゃないと食べられるものがない!
今回はそんな息子が「ギョーザを作りたい!」と言い出した?!
連休前にとつぜん言いはじめたときのお話です。
偏食への対応は、長いなが〜い道のりをゆっくり進むしかありません。
息子の初めの一歩です。
発達障害によくある味覚過敏
息子にはいくつもの感覚過敏があり、そのうちのひとつが味覚過敏。
複数の食材が混ざったものはニガテで食べられません。
例)肉じゃが、ハンバーグ、餃子、サンドイッチ、ポテトサラダ、お好み焼き、たこ焼きなど……ってか食べられるものがほとんどナイ!!
これは好き嫌いの問題ではなく、障害の特性からくるものなので無理強いさせても食べられません。
給食は息子にとっては辛い時間になります。
園には味覚過敏があることは伝えてあり、スモールステップでやってもらっています。
それでも年長になると"小学校にむけて完食をめざそう!"という指導が始まるそうです。
味じゃない、刺激なんです! 味覚過敏って辛い
いままで挽肉はダメでほぼ全拒否でした。
離乳食〜幼児食のころに野菜をまぜてハンバーグにしていたので、警戒心たっぷりで一切受け付けなくなりました……涙。
今はほんの少し許容範囲がひろがり、お店指定でハンバーグ(お子様ランチのはNG)は美味しいというようになりました。
味覚過敏の子はごくわずかな味の違いを感じます。それは味というより"刺激"という感覚にちかいようでとても不快なのです。
子育て本のアドバイスによくある『食材を細かく刻んで混ぜ込みましょう』なんてもってのほか!です。
食べられた!きっかけは給食
ある日、給食メニューを見ているとこんな日が!?
・焼きそば
・ギョーザ
息子は食べられずお腹をペコペコにして帰ってくるだろうなぁと思っていました。
……が、帰ってきたら大声で言ったのです。
「おかーさん、ギョーザってうまいんだよ〜! しってた〜?!」
どうやら先生に小さく切ってもらって口に運んでもらい、完食できたようです。
『園に行くと食べられるようになる』はホント?!
こういう子は不安が強いので"食べず嫌い"であることも多いです。食べてみたいという好奇心よりも、美味しくないかも?という心配のほうが先行してしまいます。
だからきっかけが大事。
『自分から食べてみる!』と思うことが大事です。
そのきっかけが、先生であり、お友だち、になることがあります。
先生から食べさせてもらえた(というか拒否できない?)、クラスのみんなが、苦手な子もがんばって食べている、そういう雰囲気だから食べられたのでしょうね。
食べられた自分にも自信がついたようです。
ごきげんで帰ってからずーっと
「ギョーザおいしかったな〜。なんか つくりたく なってきちゃった!」だって!
そこまで言うーー?!笑。
このチャンスを逃さない!
味覚過敏の子には無理強いはNG!と何度も言ってきました。そしてもう一つの大前提が、
本人の気持ちがのったときに挑戦しよう!
必ず子どもに聞いて「食べてみたい」と言ったら行ないます。
本人の意思を無視して食べさせたら、子どもはママを信用しなくなり一切食べなくなります。
この執着・記憶力たるや、さすが特性! このイヤだった気持ちを忘れさせるのに年がかりで取り組むことになります……。
(うちのハンバーグは2年越し……いまだに私の作ったものは食べません。)
というわけで、息子と約束をしました。
「こんど おうちで ギョーザを つくろう!」と。
本人が言うんだからこの上ないチャンス!
とびっきり美味しいギョーザを作ってステップアップしよう!母子でやる気になりました。
手づくりギョーザ 試食編はまた後日〜。
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