雨上がりには虹が見えるよ ー自閉症のしょうとの歩みー

自閉症スペクトラムの息子(2013年生)との日々を綴ります。家でできる療育をしながら楽しく、ときに悩ましく毎日を過ごしています。

家庭でできるソーシャルスキルトレーニング 〜幼児・低学年 編〜

入学・進学にあわせて新しくSST教室などにかよう家庭もあるかもしれませんね。
なにか療育的なことをさせたい!と育てにくい子どもをもつ親のあいだで出る、SSTの話。
子どもが楽しく通えるのがいちばんなのですが、
子どもが行きたくないって……/民間だと高いよね、、/本当に効果があるのかな?
なかにはこんな本音を聞いたこともあります。

今回は書籍の紹介です。家庭でできるSST、親も子どももいっしょに成長したい!

 

そもそもSSTって?

ソーシャルスキルトレーニング(Social Skills Training)の略です。これは社会で人と接するための技術を鍛えるトレーニング方法です。

 

家庭でできるSST

わが家もSSTについて考えていたところ、とても良い本にめぐり合いました。
自閉症スペクトラムの子の ソーシャルスキルを育てる本 幼児・小学生 編』
監修:本田秀夫・日戸由刈 講談社

この本は、コミュニケーションや集団行動がニガテと言われれる自閉症スペクトラムの子どもに親がサポートしてやり方を調整してその子なりのソーシャルスキルを育てるコツを紹介してくれています。 

内容構成
 1.幼児・小学生のソーシャルスキルとは
 2.幼児期から身につけたい「5つの基本スキル」
 3.生活のなかでスキルを活用できるようにする
 4.子どものモチベーションを高めるコツ
 5.親も子どもといっしょに成長していく

この本では、幼いころのソーシャルスキル
・人に相談すること
・社会のルールを守ること

(p.16 第1章)
が大切だと書かれています。それを人間関係のいちばん基礎の家族のなかで育てていく方法が載っています。表紙にも書かれています↓

親も子もいっしょに成長できる!
無理なく身につく5つのスキル
 1. 人に希望を伝える
 2. 生活リズムを整える
 3. 人に手伝ってもらう
 4. 人といっしょに楽しむ
 5. 人といっしょに喜ぶ

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「ありがとう」「お手伝い」でソーシャルスキルを学ぶ

本のなかでも『幼児期の親子関係が基礎になる』とあるように、幼少期に、家庭で、親子でできることがたくさんあります。
読んでいると、え?こんな当たり前のことがソーシャルスキルになるの??と思えるようなことも大切なことだと目を醒まさせられます。

 

『「ありがとう」と言う習慣をつける』(p.40)

例えば『「ありがとう」と言う習慣をつける』というテーマでは、

・【やり方】大人が行動を示し、自然に子どもにみせていく。
・【なぜ】「ありがとう」がたいせつなのか、
自閉症スペクトラムの特性からくる考え方や受けとめ方
・できるようになったとき【どんなスキルが育つか】

分かりやすい説明があり、親も理解して実践しやすいです。各テーマごとに書かれているので必要な項目2〜4ページだけでも読めます。

「この子たちはこんな風に考えてるのか、だからこうすると良いのか!」と普段の生活のなかにすんなり入ってきやすいです。

 

『お手伝い』(p.54)

お手伝いは良いことというイメージがありますが、なぜ頼む必要があるのか? ルールにして強制しないほうがいいのはナゼ、お手伝いをすることで子どもへのメリットは?
こういうことを知ることができます。
"子どもの仕事"にしてしまうと子どものこだわりや癇癪の原因になりかねないし、親もルールを守らないとイライラしがちなりますが、それをゆるーく見守れる余裕もできます。

 

親も子もいっしょに成長できる!

紹介されているのはふつうの生活のなかで、無理なくその子を尊重してやっていくヒントがたくさんあります。
親がゆったりと構えて子どもを受け止められる気持ちがうまれてきそうです。
子どもの扱いに悩んでいる、イライラが止まらない、ちょっと心配、そういう思いがあるなら、読んでよかった!と思えます。

世間の〇〇すべきにむりやり合わせるのではなく、子どもにあわせて・いっしょにという思いのある優しい一冊です。

 

ちなみに子供が成長してくるとサポートの仕方が変わってきます。そのときはこちらを。 

自閉症スペクトラムの子の ソーシャルスキルを育てる本 思春期 編』 

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