雨上がりには虹が見えるよ ー自閉症のしょうとの歩みー

高機能自閉症の息子しょう(2013年生)との日々を綴ります。家でできる療育をしながら楽しく、ときに悩ましく毎日を過ごしています。

「ありがとう」は嬉しいけれど、強要されるものではないんだよ

発達障害高機能自閉症)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。

今回は幼稚園に通えていたときに起こった出来事です。
「ありがとう」をめぐる、とても難しいテーマで、いまだにどうやって息子に教えればいいか自信がないままです。

  

「ありがとう」を言えるように

私は普段から息子に「ありがとう、ごめんなさい」を言えるようにすることを心がけています。

これらの言葉は健常児の子どもは自然に身についていくものかもしれませんが、発達障害の息子の場合は条件反射くらい体に馴染ませないと"とっさに"出るものではないと私は思っているからです。

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何かしてもらったら、ありがとう、って言うんだよ。
ありがとう って言われた人も嬉しい気持ちになるよ。

これを実践するために、家では些細なことでも「ありがとう!助かるわー!」「お手伝いしてくれてお母さん嬉しいよ、ありがとう」と気持ちを伝えています。
息子が「ありがとう」と言えると「ありがとうって言ってもらって嬉しい〜!」「お母さん、また頑張るね!」など、言ってもらえた側の喜びも伝えています。

 

2歳ごろからお店の人などにも言えるよう繰り返してきました。
極度の人見知り、不安症の息子は初めは<声を出す>ことすらできませんでした。
え?息しか出てないよー?!って唖然としました。苦笑。

最近は<声に出して>ありがとうと言えるようになってきました。
まぁ私に促されてようやく、なんですけれど。

 

二年ちかくかけてだんだん慣れてきた中、お当番さん役のときに問題が発生しました!?

 

「ありがとう」みんな言わないの?

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息子の幼稚園では「お当番さん」があります。
これは給食の配膳のお手伝いをする役です。白帽子に可愛いエプロンをつけて給食をみんなの机まで運びます。
この役が大人気!!帰りの会で翌日のお当番さんの発表のときには歓声が上がるほど!笑。息子もお当番さんが大好きで、帰ってくるとおやつをモグモグ食べながら「あした おとうばんさん!」と報告してくれます。
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前置きが長くなりましたが、、

このウキウキのお当番さんの日に問題が起こりました。

 

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家でのおやつの時間、食べているときにボソッと……

「だれも ありがとう いってくれなかった……。」と。

やや寂しそうな表情に気がついてよくよく話を聞いてみると、真意はこうでした。

"自分は給食をみんなに配ったけれど、誰も「ありがとう」を言ってくれなかった"


ここで、発達障害児の特有の思考を目の当たりにしました。

私が以前教えた「お皿を配ってもらったら、ありがとうを言おうね」というのを、お友達はしてくれなかった、と落ち込んでしまったのです!


何かしてもらったことにお礼を言うことはあります。これはしてもらった側の気持ちを言葉にするもので、大人であっても必ずしも言う人ばかりではありません。
そして、それをわずか4歳たらずの幼児に求めるのはどう考えてもムリな話……。


息子は"ルールは守る"ことを徹底します。例外はあり得ません。

例えば
・信号は、青で渡る、赤はストップ
・ご飯のときは、いただきます・ごちそうさまを言う
・手を洗うときは、石けんをつけて。順番表のとおりに!

問題なのは、一度インプットされたルールは周りにも強制させ、違反にはキョーレツな怒りを示します。

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車の運転中に交差点の最ん中で信号が青→黄になろうものなら「おかーーさんっっ、しんごう とまれ だよーー!」キィー!!と後ろのチャイルドシートから怒号が飛びます。(急ブレーキで止まれないことが分からないし納得できない。)

外出先で手洗いのときに石けんがないと不満気な顔。なんで石けん無いの?と何度も聞いてきます。

今回も私が教えた「配ってもらったらお礼を言おう」が彼の中で定着してきたのに、ルール通りにならないことに不満を感じたのでしょう……。

 

「ありがとう」のルールはあるの?

社会にはルールが必要。ルールは守るもの。
でも場合によっては例外も多くあり、寛容に受け流すことも必要。

発達障害の人には、そういった"時と場合によって……"という匙加減ができません。
(*成長や社会経験を積んで対応できるようになっていく方が多いようです。)

ありがとうを言う基準は人の気持ちによるところが大きく、曖昧すぎて、息子にルールを教えるのはとても難しいです。

 

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私は答えるのに困りましたが、なんとか声をかけました。


そっか、ありがとうって言ってもらえなくて、悲しかったね。
ありがとうって言ってもらえると嬉しいけれどね。

しょうは配ってもらったら、ありがとう言える?
(言える時と言わない時もある、と答えました。)

お友達もさ、ありがとうって言ってもらったら嬉しいと思うよ。
だから、今度はありがとう言えるといいね。
(だって言えないもんー、とゴネたので)

うん、言えない時もあるね。お友達も言えないこともあるんだもん。
でも言ってもらえると嬉しいと思うよ。

……こんな感じでうやむやに。苦笑。


私の声かけはこれで良かったのか、今も悩ましいところです。
心理士さんなどにご意見を聞いてみたいです。

 

最後に ー教えることの難しさ-

自分の気持ちを伝えるのが苦手な子でも、ありがとう、ごめんなさい、が言えることは大事だと思うので、息子には躾のひとつと思っていました。
「ありがとう」を言うルール、言われなかったときの気持ちのもっていき方、を教えるのは難しいですね、、。

皆さんなら、どう子どもに伝えますか?

 

 

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