雨上がりには虹が見えるよ ー自閉症のしょうとの歩みー

高機能自閉症の息子しょう(2013年生)との日々を綴ります。家でできる療育をしながら楽しく、ときに悩ましく毎日を過ごしています。

東日本大震災から発達障害児が感じること

発達障害高機能自閉症)と診断された2013年生まれの息子との日々を綴っています。
今回は東日本大震災のドキュメントを見ていたときの息子とのやり取りです。

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東日本大震災で起こった津波のドキュメント

TVディレクターのお母さまが被災されました。

当時70代、おばあちゃんは3ヶ月前にご主人を亡くされたばかりだったそうです。

そこへ津波……思い出の家は取り壊しになりました。

おばあちゃんは長年住んだ、お父さんとの思い出がつまった家が取り壊されていく光景をお父さんの遺影とともに見つめ涙を流しました。

 

涙のわけは……

それを見ていた息子は

「おばあちゃん、ないてる。」
と。

なんで泣いているか、わかる?と聞いてみると

「おうち こわれたから。」

おばあちゃんの涙の理由は分かるようです。それだけでも母として安堵しました。
そう思いながらドキュメントを見ていました。

 

 

壊されていく家を見ながら、おばあちゃんは「お父さんがお前は長生きしろって言ってる。」と。
震災から6年が経ち、おばあちゃんはお父さんと同じ歳になられたそうです。
「お父さんのところに呼ばれたら、またお父さんと一緒にやっていきたい。苦労があってもやっぱりお父さんとやっていくわ。」


そんなおばあちゃんの呟きに涙が出てしまった私に、息子が気がつきました。

「どうしたの? ないてるの?」

私の前にやってきて、抱きしめてくれました。

心配そうな、どうしたらいいか分からない、困ったような顔をして私を見上げます。
今まで見たこともないような表情。

 

この子は「涙は人の悲しみ」だと感じることができる子でした。

これから成長していったら、その奥につまった思い出や虚しさまで、この子は推しはかることができるようになるのかな……。

人の悲しみに寄り添うことができる、そんな優しさをもてたらいいな。

私はかすかな希望をもつのでした。

 

発達障害者は他人の感情を理解するのが苦手

発達障害の特性として、場の空気をよんだり他人の心情を思いはかるのが苦手と言われます。

しかし他人とコミュニケーションをはかるにはとても大切なスキルで、これができないことで嫌われたり避けられたりしてしまうこともあるのです。

もちろん大きな個人差があるので、困り感のない人もいれば意思疎通がままならない人もいます。

そして子どもがどの程度コミュニケーションを取れるようになるかは誰もわかりません……。

 

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発達障害の息子は何を感じたのか?

ドキュメントが始まった時、息子に見せるか一瞬迷いました。

津波の映像も少し流れて、不安感が強い息子には刺激が強すぎるのではないかと思ったのです。

津波の映像はすぐに終わりましたが、ソファに座ったままじっと見続けていました。おばあちゃんが出てきてもじっと見ていました。

4歳の子どもがおばあちゃんが話している映像なんて興味ないはず。でも見ていました。

それだけ引きつけられる何かを感じたのでしょうか?

 

見せて良かったと思います。

息子が人の悲しみに反応できることが確信できました。

そして、震災の恐ろしさを少し感じることができたかもしれません。

 

 

東日本大震災から6年、私たちができること

東日本大震災から6年。

忘れることはできないし、子どもたちにも伝えていかねばなりません。

 

日頃からの防災の意識をもつ。

発達障害の方の避難にはさらに準備が必要です。

命を守るため、子どもを守るため、再認識を。

 

 

 

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