雨上がりには虹が見えるよ ー自閉症のしょうとの歩みー

高機能自閉症の息子しょう(2013年生)との日々を綴ります。家でできる療育をしながら楽しく、ときに悩ましく毎日を過ごしています。

お砂場遊びが苦手な子どもに。家でできる代替え遊び

息子は3歳で自閉症と診断を受けています。

特徴のひとつとして感覚の異常(感覚過敏・感覚鈍麻)があります。

今回はお砂場遊びができなかった息子が、別の遊びから楽しめるようになったお話です。

 

◼︎感覚過敏・感覚鈍麻とは

感覚過敏とは……音、光、におい、触覚などに対する強い不快感
感覚鈍麻とは……音、光、におい、触覚などに対し反応が鈍い、鈍感


よく聞かれる特徴としては、極度の偏食(味覚)や特定の衣服しか着られない(触感)、音に過敏でワザワザした集団の中で気分が悪くなる(聴覚)、などあります。

息子の場合は「触覚過敏」があり、味覚、触覚、などが極端です。

いまだに散髪は激しく抵抗しカットは至難の技です。

息子は2歳半まで砂場あそびをしませんでした。

粘土もイヤ、手形もスタンプもイヤ、糊でペタペタ貼るのも嫌がりました。

  

 

当時は発達障害についてまったく知識のなかった私は、息子が触覚過敏であることがわかりませんでした。

 

療育教室に通うようになってようやく気がつきました。

・砂に触りたがらない
・粘土もイヤ
・手形をとるためのスタンプも拒否
・工作の糊も……私が代わりにやる羽目に。
・そういえばクレヨンまで最初は拒否だったな……

 

これらの様子や母親からの話を見聞きして療育教室の先生はなにかピンとくることがあったと思います。
しかし先生は診断をつけられる立場ではない(診断できるのは専門医のみです)ので、発達障害という言葉は一切出さずに私に関わり方を教えてくださいました。

 

◼︎感覚過敏の子への接し方

・無理強いはぜったいダメ!
  →子どもがやりたい!と思うまで待つ。

・ママが楽しそうに遊ぶ。その姿を見せる
  →ママがやることで「大丈夫」と安心できる。
  →楽しそうな姿をみせ興味をもたせる。

 

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・道具を使って直接触れずに遊ぶ


⚫︎スモールステップで進める。(砂遊びの例)

1.道具を使って直接触れない

a. スコップなどでペンペン叩く
b. 線を描く
c. 掘る
d. 入れ物にスコップで砂を入れる
e. (この段階ではじめて)手で砂を触る

 

⚫︎触れるのも指1本から始める

→いきなり触るのには抵抗があるので、まずは人差し指でツンツン。

→慣れたら、手ですくう → 手で掘る → 形をつくる


このように小さな段階をふまえたところ、今では幼稚園で毎日砂遊びをするようになり洗濯物の山にウンザリするほどです。


今ではウソのようですが、周りの子が楽しそうに遊ぶものに興味を示さない息子にため息をついていた頃に思いついた遊びがあります!

 

 

◼︎砂の代用に、、「お米」!!

私が食事の準備をしようとお米を出したときに、息子が興味を示しました。
「サラサラとして白いお米ならば恐怖心も減るかもしれない」そのとき私は閃いたのです。

お米ならば誤って口に入れても大丈夫ですし。(消化されずに出てきそうですけれど)

 

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1. まずは「お米とは何か?」を教える

とにかく不安が強い息子。初めてのものには警戒心たっぷりです。
そこで「お米=ごはん」と教えるところから始めました。
毎日食べているご飯なら怖くないですから。

お米を出してサラサラと炊飯器に入れて見せます。
研いで炊飯器にセットし、炊き上がったらご飯になったねと教えます。

何度か繰り返し、興味をもって手を出してきたらお米を少し触らせます。息子はその感触が気に入ったようです。

もっと触って遊びたい!とアピールするようになりました。


2.大きめの容器とお米、入れ物を準備し遊ぶ

お米が飛び散るので大きめで深めの容器を準備します。そこに1.5合くらいのお米を入れます。
あとはすくって遊べるように、小さい入れ物やスプーンなども用意します。
楽しくなるように、動物のクッキー型やろうともあると喜びます。

サラサラした触感が気に入った息子は一人で1時間くらい遊ぶこともありました。
「スプーンを使ってすくう→入れ物に入れる」という動作は手先を使うので食事の練習になります。

お水で研いだ後なら触感も変わり、また違う遊びができるでしょう。
(私は片付けが面倒なのでお水につけてはやりませんでした)

 

 

 (ろうとはお米の粒がスムーズに通るものが良いです。↓)

ペットボトル用じょうご 2Lペットボトル用 グリーン PBJ20

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3.「食べ物を大事にする」これも教える

この遊びは「食べ物で遊ぶなんて良い行為ではない」と考える方もいらっしゃるでしょう。私も賛同します。
そのため、遊ぶときに必ず息子に言って聞かせました。
「このお米はご飯になるんだよ。こぼすと夕御飯がなくなっちゃうよ。こぼれたら全部拾って戻してね。」と。

そのためテーブルの上に落ちたものはその都度拾い、遊び終わった後は床にこぼれたものも拾わせました。
もちろん2歳の子には全部拾えませんので、私が先に集めておいて数粒を拾わせました。
それでも小さな粒を拾うのは子どもには難しいこと。手先を動かす練習にもってこいです。拾おうとしてピッと飛んでいってしまいキレだすこともしばしば。私は影でお腹を抱えて笑ってました。

 

そうして子どもが拾った粒もきれいに洗って炊飯器に入れるところも見せました。
ごはんのときに「これ、おこめ ひろったの」と言いながら食べることもあり、ちゃんと理解できたんだと嬉しくなりました。

 

注意. 親は片付けをする覚悟を!

子どもは確実にこぼします。
お米は小さい粒なので思わぬところに落ちていて、踏んづけて痛い!ってこともあります。
もちろん掃除機もかけますが、お米を粗末にしないという姿勢をみせることも大事だと思います。

 

*やってみよう!と思われた方へ。
まれに米や米ぬかでアレルギーが出る場合もあります。お子さんをよく見て様子に変化がないか確認をしてください。

 

 

 

家でお米遊びをするようになってしばらく経ったある日、息子が自分から砂に触れ始める姿が?!
先生もびっくり!
「あれ?しょうくん、お砂遊びしてる?!」

 

こうしたちょっとした工夫で出来ることも増えるんだと私の自信にもつながりました。


お砂遊びができない子、お砂遊びが大好きだけど外に出られないときに、良かったら遊んでみてくださいね。

 

 

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