雨上がりには虹が見えるよ ー自閉症のしょうとの歩みー

高機能自閉症の息子しょう(2013年生)との日々を綴ります。家でできる療育をしながら楽しく、ときに悩ましく毎日を過ごしています。

言葉を引き出すために(その1)

息子は言葉が遅く、1語が出始めたのは2歳半になってからでした。

当時は気にはなっていたので、通っていた療育教室の言語聴覚士の勉強会で教わったことを意識して声かけをしていました。

これが効果があったのかは分かりませんが、結果として3歳を迎える頃には2,3語文や助詞(は、が、など)も少し出るようになっていました。

 

正に「言葉の爆発期」の到来でした。

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私は自己流でアレンジも加えながらいろいろ行なっていました。

言葉のシャワーを浴びせるため、私は独り言を大声で言ったり。歌ってみたり。

 

今回は勉強会で教わったポイントを挙げてみたいと思います。

 

 

言葉を引き出す子どもとの関わり方(その1)

  1. お子さんの行動をそのまま真似してみましょう
  2. お子さんの声や言葉をそのまま真似してみましょう
  3. お子さんの行動や気持ちを言葉に表してみましょう

 

 

1. お子さんの行動をそのまま真似してみましょう

そもそも言葉とは人とのコミュニケーション手段ですから、誰かに自分の思いを伝えたいというところからスタートします。

 

自閉症の子どもにある特徴で、目が合わない、人に興味がない、といったことが挙げられます。これでは言葉を使おうという意思は出てきません。

そういった子どもの場合は、まず他の人に興味を持たせることが大事です。

でも、いきなり目の前に顔を寄せられるだけで怯えてしまう子もいます。(目を見るのが怖い子もいます。)

 

まずは「人に注目させる」ことから始めます。

子どもが歩けば、同じように歩く。ボールを転がせば、ボールを転がす。

そのまま真似をするのが重要です!

 

自分と同じことしてるぞ? あれれ?

と思わせれば取っ掛かりは掴めました! 最初は警戒心たっぷりだった子にもそれをずっと繰り返しているうちに、なんだか面白いぞ〜!?と興味を持たせます。

人に関心が無いのですが「自分と同じこと」で意識が向きやすいのだそうです。ですから、そのままが大事なのですね。

 

しかし、ただ真似だけを繰り返していてはいけません。

飽きてしまうのです。

 

そこで、フェイントをかけます。

さっきまで同じように自分の真似をしてた人が、ピタリと動きを止めます。

 

おやっ? 動かないぞっ?!

そうしてさらに注目させるのです。少し止まって、真似が始まる、今度は違う動きをする、また真似る。

たまに起こるフェイントが楽しくなってきます。(わざと驚いたり、ツンとしたり、笑ったり、楽しげにやって下さい。)

 

 

2. お子さんの声や言葉をそのまま真似してみましょう

十分に注目をさせることができたら、今度は声を発すること、言葉、に意識を向かせます。

これもやはり、子どもの言うことを真似から始めます。コツは1. と同じです。

 

3. お子さんの行動や気持ちを言葉に表してみましょう

声や言葉にも意識が向くようになったら、今度は行動や気持ちと言葉を関連させていきます。

子どもは最初、言葉の受け皿は空っぽですから、自分が見た物や自分が動くたびに言葉をかけられているうちに、だんだん行動や物と言葉が結びつきます。

 

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例えば公園で子どもが犬を見かけたら「ワンワン」、転がるボールを追いかければ「ボール」とか「走ったね」など声をかけます。

このとき物の名前を言うときは、必ず子どもが見ている物、注目している時に声かけします。

子どもに全く反応がなかったとしても、これをずっと続けます。言葉のシャワーを浴びせ続けることで、子どもの言葉のコップは徐々に満たされていきます。

この3.の行程が一番長く、効果が出るのに個人差が大きいです。でもここを省いては話せるようにはなりません。

皆さんが学生の頃、英語を勉強したと思います。まずは単語から覚えましたよね、一つずつ覚えていくしかないのです。

 

声かけは、ゆっくりと、1語から2語で、はっきり(聞きやすい声で)、言います。「り・ん・ご」などと区切った言い方はしません。誤学習する恐れがあります。

 

声で発しなかったとしても、きっと子どもの中に蓄積されていきます。それを信じて根気よくつづけてください。

ママパパが楽しそうに、も大事です。子どもも安心して吸収していけます。

 

 

今回はここまでです。

 

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