今週のお題「プレゼントしたい本」
はてなブログの今週のお題になっていました。
秋の夜長には、子どもの心を引き込むような絵本を読んであげたいですね。
私が息子にプレゼントした絵本です。
くうくうはクマのぬいぐるみ。
ともちゃんのお気に入りでなにをするにも一緒です。
ところが、ある日、ともちゃんがいなくなり…。
くうくうといっしょに野原に転がっている気分になれそうな絵。葉っぱの一枚いちまい、雲の流れまで、きれいな水彩画で描かれています。
てんとう虫やアリさん、とおくに散歩する園児たち、こどもがアッ!とみつけて楽しくなります。
ぜんぶひらがなで書かれた文章は1ページに1,2行です。ひらがなを覚えたら自分で読みたくなってしまう。
ページごとに話が展開していき、めくるたびに、くうくうの心情が周りや景色から伝わってきます。
夕暮れが近づいて、あたりには誰もいなくなりました。
ひとりぼっちのくうくう……
大好きなぬいぐるみがいるお子さんなら、この気持ち、とても共感できると思います。
ストーリーの展開、心情の描写、ことば、キャラクターへの感情移入、
すべてが小さな子どもにベストマッチする、素晴らしい絵本だと思います。
もう、大絶賛!笑。
息子も大好きで、図書館で10回は借りたと思います。
(そんなに読むなら買えよ〜と思いますよね。;^_^A )
そして、買いました。
店頭になかったので、取り寄せしました。
息子はこの本を読んでから、しまじろうのぬいぐるみを肌身離さず連れて歩くようになりました。
ともちゃんとくうくうのように、いつもいっしょ。
昨日の記事に書いた、息子のぬいぐるみ依存?!はここから始まったと思います。
この本を読むとき、私の膝にのってきます。忘れるとしまじろうを取りにいき、いっしょに読みます。読み終えると、しまじろうをぎゅーっと抱きしめます。
そういった仕草でこのストーリーを理解できている、と私も認識できました。
息子は自閉症と診断されています。
自閉症の症状は人によっておおきな違いがありますが、一般的に「他者への気持ちの配慮」が弱いといわれています。
相手がどう思うか考えるのが難しいので、相手が不愉快になるような言動を悪意なくしてしまうこともあります。
そういった訓練や経験を積むためにも、絵本を読んで、こういう事が起こると、嬉しい・悲しい・怒るといった感情がうまれるのを知ることができます。
また視覚優位なので、絵をみて内容を分かりやすい、絵本は素晴らしい療育になると思います。
上記を意識して、読み聞かせのさいは内容に合わせて
・鼻をくすぐったり
・風が吹くときは口で息を吹きかけたり
・息子を抱きしめたり
くうくうの気持ちになるようにしたら子どもは大喜びです。
子どもも母親も「愛おしい」という気持ちを感じさせてくれる一冊、
眠るまえに開いてみてはいかかでしょうか。
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